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印税について
印税率について
出版社や著者の方に聞くと5%から10%が一般的です。ただ最近は、6%から8%になることが多いようです。
新人著者の方ほど低く、過去何度か出したことのある方やある程度売れた実績を持っている方ほど印税も高いのがひとつの傾向です。
ただ、昨今の出版ブームからかなり細かい設定をする出版社も増えています。例えば、初版は6%で2刷り目から8%にするなど。
出版の契約前に確認すること
1、印税の支払い計算方法は2つです。
発行部数に対しての印税か?実売部数に対しての印税か?
a)印発行部数に応じて支払う方法を発行印税方式
b)売上部数に応じて支払う方法を売上印税方式
2、印税は税抜価格に対してか?それとも税込価格に対してか?
3、印税は初版から支払われるのか?それとも重版からか?
また、1のケースについてですがほとんどは発行部数に対して支払われます。ただ、ごくまれに実売部数に対して支払われるケースもあります。この場合、返本により印税が入らないばかりか支払いについても半年後というケースもあるので注意が必要です。
2のケースについて例をあげると
本の販売価格を1,500円、発行部数を5,000部で印税8%の場合
1,500円×5,000部×8%=600,000円になりますが、ここから税金(10%)が引かれる場合、手取りは540,000円となります。
「自分が考えていたのと違った」という意見がありますので確認すると良い点です。ただ、それが前面になりすぎないような配慮も必要です。
印税の支払い時期
印税の支払い時期は、本が出版された月の2ヵ月後というのが一般的です。ただ、中には6ヵ月後という出版社もあるので確認してください。