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棚の重要性
「葉っぱのフレディ」という癒し系の絵本があります。
この本の編集者である田中和雄氏が「この本は子供だけでなく、子供の心を持った大人にも読んで欲しい。」という思いから、大人の男性に読まれはじめた。このきっかけを作ったのは、「週刊ダイヤモンド」に当時、取次会社の鈴木書店に勤める猪狩春男氏がこの本を紹介し、ビジネスマンに売れはじめたのだ。その後、産経新聞、日経新聞がコラムで紹介して東京八重洲ブックセンターで売行良好書の3位に入る。
また、その後は長男を亡くした森繁久弥氏がこの本を読んで感動し、東儀秀樹氏と音楽付きで朗読したCDを発売しこちらも即日完売となった。
この本は東京八重洲ブックセンターというビジネスマンが一番来店する店のビジネス書の棚に置かれました。当時、癒しという言葉が流行ったこともあるでしょうが、絵本だから児童書の棚と決めていたら、この本はここまで売れていなかった本です。