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情報不足を意図的に作ったベストセラー
ベストセラーに「Santa Fe」 宮沢りえがある。
デビュー当時、宮沢りえは女性のファンが多かった。しかし、その後「ふんどしカレンダー」が騒がれ男性にも知名度が広がるようになった。さらに1990年12月31日、NHKの紅白歌合戦に入浴しながら歌うという大胆なスタイルで出演。国民的に認知されるようになる。
そして、1991年10月13日と14日の2つの全国新聞紙、読売新聞、朝日新聞に全面広告が突如登場され、ワイドショーが取り上げ話題となる。この本が出ると言うことは、この新聞広告以外には何も情報がなく更にワイドショーが取り上げた。この仕掛けがあり、「Santa Fe」がベストセラーになったと言われる。
また、版元である出版社が「朝日出版社」という堅いイメージのあるところから刊行されたことも、ベストセラーの要因とも言われる。つまり、出版された本と出版元のイメージの落差があったからとも言える。