後藤哲也 氏より (黒川温泉のドン)
このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・黒川温泉の後藤哲也氏の旅館で有名なひとつに洞窟風呂がある。さぞかし設計にも
こだわりがあるのだろうと思いきや、設計図は作らず岩盤の状況に合わせて対応を
変えていくのだそうだ。与えられた条件の中でどう物事を成し遂げていくか。
・ストレス発散、ストレス解消とは、疲れた心や頭を「治療」すること。
それには、「気持ちのいい世界」すなわち、自然に浸かること。
・黒川温泉再生の定義をこう問いている。
都会人は自然を求めている
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黒川温泉に「本物」の自然があればお客さんは来る
そのためには各旅館が庭木を排除するなど温泉地全体に自然を感じさせる
仕掛けが必要がある
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旅館が一致して取り組めば自然を感じる「雰囲気」をができる
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観光客が増え各旅館の利益も増える。
成功すると自分だけのことを考えがちだが、黒川温泉全体を変えることが
重要だと説いている。
・自然を感じさせるもののひとつに「雑木」を植えることを推奨する。
なぜなら、雑木こそが本物の自然を感じさせるから。
・すべての旅館を一カ所で紹介する共同看板を温泉地の入口に設置しました。
小国杉の板を黒く塗って、白文字で旅館名を書き、旅館の方向がわかるようにした。
本には、その写真が載っており、お見せできないのが残念だがその看板すら自然を
感じる景観になっている。ここまで景観の統一にはこだわっていたのである。
・自然は、上から見下ろすより下から見上げた方が「絵」になります。
・生まれ住んだ「ふるさと」を外から訪れた人たちがほめてくれる、これこそが人生で
一番うれしいこと。
黒川温泉のドン後藤哲也の「再生」の法則 後藤 哲也 (著)より
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