稲盛和夫 氏より (京セラ創業者)
このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・私の人生の目的は、死を迎えるときに、私の"たましい”がさらに磨かれて美しくなっているのかどうか。それだけが人生の目的だと思うものですから、あらためてこの人生のなかで自分のたましいを磨いていくことにしようと思っているんです。
・私はだんだん年がいくに従って、ますますポジティブに明るく感謝して、という生き方になってきました。一切ネガティブなことな考えまい、と。それはネガティブなこころがネガティブなものを呼び込むと考えるからなんです。
・私は運命というのは変えられると思っているんですよ。運命はこころのありようによって変えられる。こころが呼ばないものは、決して周囲に現象としてあらわれない。それが真理というものではないかと思っています。
●何のために生きるのか 五木 寛之 (著), 稲盛 和夫 (著)より
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・私たちはいま、混迷を極め、先行きの見えない「不安の時代」を生きています。豊かなはずなのに心は満たされず、衣食足りているのに礼節に乏しく、自由なはずなのにどこか閉塞感がある。やる気さえあれば、どんなものでも手に入り何でもできるのに、無気力で悲観的になり、なかには犯罪や不祥事に手を染めてしまう人もいます。
そのような閉塞感な状況が社会を覆いつくしているのはなぜでしょうか。それは、多くの人が生きる意味や価値を見いだせず、人生の指針を見失っているからではないでしょうか。今日の社会の混乱が、そうした人生観の欠如に起因するように思えるのは、私だけではないと思います。
・人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
・求めたものだけが手に入るという人生の法則
私もまた、自らの人生経験から、「心が呼ばないものが自分に近づいてくるはずがない」とうことを信念として強く抱いています。
・目をつぶって成功した姿を想像してみたとき、その姿がうまくイメージできるのなら、それは必ず実現し、成就するということ。
・われわれの心のうちには災難を引き寄せる磁石がある。病気になったのは病気を引き寄せる弱い心を持っているからだ。すべては心の様相が現実にそのまま投影するのだということ。
・昨日の努力に少しの工夫と改良を上乗せして、今日は昨日よりもわずかながらでも前進する。その、よりよくしようという姿勢を怠らないことが、のちに大きな差となって表れてくる。けっして通いなれた同じ道は通わないということが、成功に近づく秘訣なのです。
・人生も経営もシンプルがいい。私たちはともすると、物事を複雑に考えてしまう傾向があるものです。しかし、物事の本質は実は単純なものです。いっけん複雑に見えるものでも、単純なものの組み合わせでできている。複雑に見えるものほどシンプルにとらえ直そうという考え方や発想が大切なのです。
・ただいま、このときを必死懸命に生きる。私は長期の経営計画を立てたことがありません。もちろん、経営理論に基づいた長期の経営戦略などの必要性や重要性は、承知しているつもりです。
しかし、今日を生きることなしに、明日はやってきません。明日もわからないのに、五年先、十年先のことがはたして見通せるでしょうか。まずは、今日という一日を一生懸命に過ごすこと、それが大事だと思うのです。
どんな壮大な目標を掲げてみても、日々の地味な仕事に真剣に向き合い、実績を積み重ねていかなければ成功はありえません。偉大な成果は堅実な努力の集積にほかならないのです。
・心を磨くために必要な六つの精進。
1、誰にも負けない努力をする。
2、謙虚にして驕らず。
3、反省ある日々を送る。
4、生きていることに感謝する。
5、善行、利他行を積む。
6、感性的な悩みはしない。
・私たちは日々さまざまな事柄について判断を迫られています。そんなとき瞬間的に判断を下したことは、おおむね本能から(つまり欲望から)出てきた答えです。したがって相手に返答する前に、最初の判断をいったん保留して、ちょっと待てよとひと呼吸おく。「その思いには、おのれの欲が働いていないか、私心が混じっていないか」と自問することが大切なのです。
・死によって私たちの肉体は滅びますが、心魂は死なずに永世を保つ。
●生き方 人間として一番大切なこと
稲盛 和夫(著)より
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・考え方×熱意×能力=人生、仕事の結果
・強い意志、熱意が成功する99%の原因
・成功に近道はない
・地味な努力の積み重ねが偉大なことを成し遂げる。
・動機善なりや、私心なかりしか
・地味な努力の積み重ねが、偉大なことを成し遂げる
・成功するまで諦めない。
●ザ・メッセージII 稲盛和夫 DVD より
NHKソフトウェア著
日経ベンチャー 編集
日経BP社 (2005年10月24日発売)
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