松井道夫 氏より (松井証券)
このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・デル・コンピュータ(日本)のパソコンを作っている場所は、マレーシアです。では、そのマレーシアで作っているパソコン、誰が作っているでしょうか?それは、フェデラルエクスプレス、つまり、世界最大の航空貨物輸送会社であるフェデックスが作っているのです。
何が言いたいかというと、物流貨物会社が運ぶために荷物を作っているのです。彼らは、
作ったものを運ぶのではなく、運ぶために作るのだ
ということ。すなわち、発想の転換が重要な点だということ。
通常、「物を作って販売する」、「良いサービスだから売る」と考えます。ではなく、「販売するために物を作る」、「売るためにサービスがある」という逆転の発想を提唱している。本の場合でいうと、何になるのであろうか?
作った本を読んで欲しいのではなく、読むために作るのだ。
という発想が必要だということ。川上と川下が逆転する。そして、自分にとって川上、川下とは何であろうか。