福武總一郎 氏より　（ベネッセコーポレーション）

このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
　　　　　　

・よく生きる・・・ベネッセの社名の意味。これは、ラテン語の造語。

・「しまじろう」は、なぜ、あれほど人の心を惹きつけるのだろうか？それは、「悩みを聞きだし、成長を後押しするから」

・1999年420万人に達した進研ゼミの会員数。2001年4月減少に転じた。2003年4月には370万人まで落ち込む。しかし、2004年383万人、2005年401万人と見事なＶ字回復する。

福武總一郎氏が会長兼ＣＥＯに、森本昌義氏が社長兼ＣＯＯに就任。執行役員制を導入し権限委譲。

このＶ時回復の理由には大きく４つある。サービスの見直し、教材レベルをレベル別、進路別に展開。住民基本台帳をDMのリストに活用していたが、イベントやマス広告など多角化に展開する。そして、郵送で行っていた添削をFAXやインターネットで時間の短縮。通信教育だけでなく、対面での教育も重視し、学習塾へ参入。

・東京は刺激、興奮、緊張、競争といったものしかない空間です。自然や歴史が周りになければ、人間というキーワードは出てきません。意思決定の拠点を東京に置いたらダメになると思い、本社は今でも岡山に置いています。

・森本昌義氏が見たベネッセの４つの魅力点

１、会員制の通信教育なので、在庫が膨れる問題がない。
２、国内事業が中心なので、為替変動がない。
３、何かを開発するような巨額な投資が必要ない。
４、1家族当たりの教育費は増えており、今後の景気に左右されない。