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自主仕入れを宣言する書店が増えてくる (2007年)
出版業界の今後
出版業界の流通。出版社→取次→書店。現状、書店では自動的に配本されてくるパターン配本というものがあります。しかし、今後は、書店が自主的に書籍を仕入れて、その本を売るというケースが増えてくるだろうと予測されます。
なぜなら、自動的に届いた書籍だけでは思った以上に、売れないからです。また、書店員は自信をもって読者に本を勧めたいと思っています。
知らないものを、置くのではなく、「自分が良い」と感じたものを積極的に販売したいのです。でないと、昔のように書店があるだけでは商売が成り立つ時代は、とうに過ぎ去っています。
つまり、書店が主体性を持って仕入れをする。そんなことから、取次を通さない、出版社と書店との直接取引きが増えてくることとなります。
「自主仕入れ」書店にとって、勇気のいることですが、読者に一番近くにいる書店だからこそ、良い結果につながるはずです。