田坂広志 氏より (シンクタンクソフィアバンク代表)
このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・講演は修行の場である。
・言霊を語ること。つまり、言葉を語ること。一軍の将として、社員に対して、その言葉を聞いただけで力が出る。勇気が出る話ができると部下は動く。
・自分の語っていることを誰よりも信じているか。つまり、迷いがあったら人には伝わらない。
・信ずるか信じないかは無意識の世界。
・一期一会。悔いは残したくない。
・経営者が語るべきものはひとつに絞る。
・計画をどう語るか。計画は語らない。では、何を話すか。企画を語る。つまり、企みを語る。企業とは、企みの業と書く。この産業において、こうしたい、こう変えたいという意思。
・意思決定を語って伝わらない理由。意思を決定しているだけだと意味がない。意思を決めたあとは、2つの説得が必要。
責任を取る。迷いを断つ。つまり、意思決定、説得する、自分で責任を取る。この3拍子が揃ってはじめて意思決定ができる。
・決断が必要。決断とは、決める断つ。そして、決断には2つある。ひとつは、迷いを断つ。ふたつめは、退路を断つ。
・社員の成長のために決断が必要。つまり、人間成長。
・志。こんな時代だからこそ、志を語ることが重要。野心と志は違う。ただし、落とし穴がある。志と野心は違う。
・野心とは、おのれ一代で何かを成し遂げろうとする願望。
・志とは、おのれ一代で成し遂げえぬほどの素晴らしき何かを、次の世代に託する祈り。
●経営者が語るべき言霊とは何か 講演CDより
日本経営合理化協会AV局 社長のための講演CDのサイトはコチラから
ここから書籍「使える弁証法」より
・この弁証法を学ぶだけで、物事の本質が、分かるようになります。社会の未来が、見えるようになります。
・螺旋的発展の法則 物事は螺旋的に発展する
物事が発展するとき、それは、直線的に発展するのではない。螺旋的に発展する。
・螺旋的階段を登ることによって、必ず、一段、高い場所に登ってきています。すなわち、「進歩、発展』と「復活、復古」が、同時に起こる。
・現実には、一〇〇年先においても、紙の書籍や出版物は残るでしょう。
・未来進化が起こるとき、必ず、原点回帰も起こり、懐かしいものが復活してくるということ。
原点回帰が起こるとき、必ず、未来進化も起こり、便利になって復活してくるということ。
・「量から質への転化」の法則 すなわち、物事は、量から質への転化により発展する。
・なぜ、シリンコバレーの書店では、「最先端の科学技術」と本と「ベンチャー・ビジネス」の本の横に、「複雑系」の本が積み上げられているのか。
そして、さらに、その横に、禅や仏教、タオイズムなど、「東洋思想」の本が積み上げられているのか。東洋文明から西洋文明へ。そして、ふたたび東洋文明へ。その先にやってくるのは、西洋文明と東洋文明が融合した、二一世紀の新たな文明。
●書籍「使える弁証法」より
田坂広志 著
\1,575(税込)
東洋経済新報社 (2005年11月初版)
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ここから書籍「これから何が起こるのか」より
・消費者が、企業を使って「商品開発」を行うようになる
・「ネット革命」は、どの業界にも、かならず「徹底的な価格競争」をもたらします。
・ビジネスの本質が「商品の提供」ではなく「ライフスタイルの提案」になる
・「良い商品」を創っても売れない時代が到来する
・いまでは、色々なサイトで欲しい商品について情報を入手し、どの商品を買うかを決めた後、「カカク・コム」のサイトで「最も安く売っている店」を調べ、そこで買う、という購買スタイルが当たり前になってきました。
・「異業種の知恵を」束ねる企業が市場を主導する
・「顧客にコマーシャルを作ってもらう」という手法に向かいつつあります。
・優れた人材は、かならず流出する
・経済原理の「弁証法的発展」が起こる
・この日本という国においては、「営利追求」と「社会貢献」は、本来、一つだった
●これから何が起こるのか より
田坂 広志 著
\1,575(税込)
PHP研究所 (2006年11月初版)
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