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出版取次の役割とは
本の問屋として、取次は4つの役割を担っています
1、出版社から本を仕入、書店へ配本します。
・・・書店の代わりに出版社から本の仕入をします。そして、その仕入れた本を全国書店の立地条件や客層に合わせて配本しています。
2、出版物を運びます。
・・・全国各書店ごとに仕分け、配送しています。また、返品された本を各出版社に戻しています。
3、代金を回収、支払いをします。
・・・書店から販売された本の代金を回収し、その代金を各出版社ごとに支払いしています。
4、情報を提供。
・・・出版社からの新刊情報や書店での売上好調などの状況を集約し、相互に活用できるよう提供しています。
また、書籍『出版営業入門 (新入社員のためのテキスト 2)』(日本書籍出版協会 著、日本書籍出版協会; 改訂版、2003年3月初版)によると、こうあります。
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取次会社の機能
そのメリットの主なものを挙げてみます。
①小売店の豊富な品揃えを実現できる。
②中小・零細の小売店の存立が、ある程度可能になる。
③第三者の小売業への新規参入を容易にする。
④出版社にとって相対的に安価な費用で全国の書店に配送できる。
特に出版業界は中小・零細規模の出版社や書店が多数存在しており、取次会社は多品種少量生産の商品特性を持つ出版物を、店舗別に小分けして全国エリアに多頻度少量配送できる、流通の要の役割を担っています。
●書籍『出版営業入門 (新入社員のためのテキスト 2)』より
日本書籍出版協会 著
日本書籍出版協会; 改訂版 (2003年3月初版)
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