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読者に指示される書店
独自の陳列で読者に指示されている書店があります。ヴィレッジヴァンガード(本社、愛知県)や往来堂書店(東京、千駄ヶ谷)です。
ヴィレッジヴァンガードの各店舗は、通路が狭くなるほど商品が並んでいます。見渡す限り商品の山です。これを「圧縮陳列」と呼びます。
しかも、ヴィレッジヴァンガードは、書籍の隣りに雑貨があったり、キャラクターグッズがあったり、食べ物があったりと、通常よくある書店の形をしていません。しかし、それらの商品はゆるく関連しているのです。これが指示されるひとつの理由です。
また、往来堂書店は、本のテーマに沿って陳列するので有名な書店です。通常、書店は雑誌や、文庫、大型本といった棚をつくります。しかし、この往来堂書店は、同じようなテーマであれば漫画だろうと学術だろうと隣り合わせで並んでいる書店です。
このような、あるテーマをもとに棚をつくる書店や新刊や既刊、古本、和書、洋書といった区別をせず、独自の商品構成をする書店が、読者に指示されています。
●ヴィレッジヴァンガードのサイトはコチラから
●往来堂書店のサイトはコチラから