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大型連休で書店が心配すること
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休みと書店員が心配することがあります。それは、お客様から頼まれた注文書籍の入荷のことです。
通常、製造である「メーカー」に注文すれば、在庫や製造が打ち切られていない限り、数日で小売店に入荷します。
しかし、この出版業界の流通。出版社→取次→書店という流通で間に「取次」と呼ばれる問屋が入っています。
そんなこともあり、大型連休になると、注文してから入荷まで3週間以上かかることもよくあるのです。
しかも、入荷すれば良いほうで、ひどいときは、注文した本が入ってこないときもあるのです。出版社や取次に確認すると、「出荷した」ということや、「送られてきていない」といった水掛け論があり、正式な入荷予定や状況がわからずお客様に説明することに。
お客様は、こんな事情を知るよしもなく、散々待たされたあげく、入荷しないということでクレームにつながることも。
そんなことから、書店員がお客様に「大きな書店を探しては」といった他店での購買を進めるケースも少なくありません。
書店員が連休明け注文した本が入荷されるか気にしている点です。流通の改善が必要です。