鈴木成一 氏より (装丁家)
このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・その本にとって一番シンプルで必要なものを明確に演出する。
・飾りで気を引かない。本の個性を顔にする。
・頼まれるから、やる。
・読者に思わず手に取らせる極意。
不要な要素をそぎ落とし、徹底的に本の個性を削り出すことしかない。どんな本であれ、その内容は新しいはず。ならば今までの本と何が違うのか、その個性こそがウリになるはず。
・無意識で見る。
正解の形が見えず、苦悶(くもん)するときもある。そんなとき、出来損ないの表紙を本に巻き、それを机に立てたまま、あえて別の仕事に没頭する。「要するに、出来損ないの表紙など見たくないのです。それを何度も見て違和感を自分に植え付けることで、そこから逃れたいという欲を育てる、そんな感じです。」
・自分に向いていないことは、世の中の方がわかっている。
・ワクワクしながらやったものは伝わる。
・上手さより、強さ。
・プロフェッショナルとは、次の依頼が来るってこと。やることが、仕事が次の仕事につながっていく。
●NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
装丁家 鈴木成一氏
2007年5月22日放送 より
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