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小菅正夫 氏より (旭山動物園園長)

このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。

              
・上野動物園のように、パンダなどの珍獣がいるわけでもないのに、どうしてこれだけの人気が集まったのでしょう?一言でいえば、「見せ方を工夫したから」である。

・私たちは、動物それぞれが能力を発揮できる行動展示を行うことで、動物がイキイキすることを、飼育する中で確認してきた。

・動物園の四つの役割
  レクリエーションの場
  教育の場
  自然保護の場
  調査・研究の場

・動物の死をあえて告知する 喪中 アライグマ(ラク♂) 10月2日、老衰のため死亡しました。

・自然の姿を見せたいという思いがある

・地球上の生きる生物の生きる命はみな平等だ。

・死のメッセージ
アサコという象がいます。函館から動物園に帰ってきたのが十二時頃。するとアサコは横になっていた。近付いていって「アサコ」って言ったら、私の脚に鼻をくるくるとからみつけてきた。

「うん、どうしたの?」と、アサコの目を見ていたら、そのまますーっと息を引き取ってしまった。俺は死ぬんだとか、辛いよとかそんなことはおくびにも出さない。その死に方は見事としかいいようのない。

・さる山の下の階では、窓ガラスに蜂蜜を塗り、それをなめるニホンザルを観察できる

・予算さえあればすぐに人気のある動物園ができるかというと、そうではないと思う。

・私は来園者数という数で勝とうと思っていない。内容で勝ちたいと考えているのだ。

・地獄とは、やりたいことができないことだ。
                     
                   
●「旭山動物園」革命
夢を実現した復活プロジェクト
小菅正夫 著
\760(税込)
角川書店(2006年2月初版)
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