井上和弘 氏より (経営コンサルタント)
このページは、本や講演、セミナーなどから、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・会社が百年つづく秘訣
1、売り物、商品が生活に根ざした伝統品、必需品である
2、賢明な子供、継ぐ人材がいた
3、地味でありながら業界の中で常に改善を行い、その時代時代で革新的な手を打った
・実際に社長から会長になって、かつて事業に打ち込んでいた図分の姿を、非常に客観的に見ることができるようになりました。
・歳をとるともにおカネにより執着するようになってエスカレートしていき、いつしか大口脱税に手を染める
・最適な後継者を選ぶ6つの着眼点
1、業績を上げた実績=ゼニ儲けに強い
2、健康でタフなこと
3、人見知りしないこと
4、人を引っ張る力があること
5、友達が多い=人情に強い
6、中長期展望と現実的な対応ができる
・商売人として、経営者として、ご自分の信条を箇条書きにまとめていただきたい。
・「社長婦人セミナー」を開催しているのはこの団体ぐらいのものだろう。日本経営合理化協会
・経営者の意識の進化
企業観(所有意識)
生業 自分のもの
家業 家族のもの
実業 われわれ組織集団のもの
企業 社会的公器
事業観(目的意識)
生業 自分のため
家業 家族のため
実業 われわれ組織集団のため
企業 世のため、人のため
従業員観(手段意識)
生業 自分(身内)
家業 自分の手足
実業 使用人
企業 自分のパートナー(同格)
・55歳を迎えた経営者は、
1、引退時期の明確化
2、その次を託する本命継続者に誰を指名するか
3、自社株の譲渡による株主比率
4、個人財産の分割、遺書の作成
・役員退職規定
(最適月額報酬)×(役員係数)×(在籍年数)×(功績倍率)
・退職金を払い、それ以後に持ち株を後継者に継承していけば、究極の節税になる。
・未公開会社の自社株の評価方法は3つ
1、純資産評価方式(純資産方式または純資産株価)
2、類似業種批准価格方式(類似方式、類似株価)
3、配当還元価格方式(配当還元方式、配当還元株価)
・相続税の専門家と言える人はこの日本に50人もいないのではないでしょうか
・毎年110万円の贈与税の基礎控除額
・会長として身につけていただきたい重要な経営行動が2つある。
1、組織とシステムで経営する
2、人の話を最後まで聞く、それまで口を挟まない
・相談役は相談されただけで嬉しいもの。存在意義がまだあるのかと思っただけで老人は生きられるもの。そして相談した社長、お前はうい奴だと思われるものです
・ヒンドゥ教の前身であるバラモン教では、人生を100年としそれを四つに分けて
1、0歳~25歳 学小期(がくしょうき)(生きるすべを学び禁欲的に過ごす)
2、25歳~50歳 家住期(かじゅうき)(働き家庭をもち人生の基礎を築く)
3、50歳~75歳 林住期(りんじゅうき)(仕事や家庭から離れ好きなことをやる)
4、75歳~100歳 遊行期(ゆぎょうき)(聖者や仙人の境地にいたる)
・欧米の経営者のすごさは仕事もそうであるが、楽しむこともまた徹底して集中し、その余裕と多様さは驚異である。
●書籍「会社を上手に任せる法」より
井上和弘 著
¥10,290(税込)
日本経営合理化協会
2007年5月初版
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