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加藤 晴之 氏より (週刊現代 編集長)

このページは、書籍『働く、編集者』から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
           

・「もっとも汎用性のない部分」を「一般的に了解可能な準位のことばに置き換える」という作業ではないかという考えは変わりません。


・編集者を、人として成長させてくれるのは、先輩編集者ではない。編集者は、編集者が担当する「もの書き」によって育てられていくものなのだ。


・インターネットが人類にもたらした最大の福音は、グーデンベルグが活字印刷機を発明して以来、ヒト、モノ、カネを集中させ、さらには国家が支配する電波を国の許可を得て使わなければ作れなかった「メディア」を、誰もが簡単に作れるようになったことである。


・「Google」の検索対象URLは80億を越え、ブログは米ブログ検索サービス「テクノラティ」が追跡しているブログサイトだけで、2007年3月時点で7000万以上、全世界で一日当たり12万の新しいブログが作成されているという。


・出版社の経営でも、年々、広告依存率が高くなっている傾向があるとはいえ、講談社の場合、年間およそ1500億円の売り上げのうち、その約15%が広告収入で、8割以上が書籍や雑誌の販売収入である。


・小説家、漫画家などの書き手になりたいのであれば、いちばん大切にしてほしいのは、「現場主義」です。


・文は人なり、というか、文章は、その人の人格の一部であり、たぶん、文章は、その人の心というか、自分そのものであるのではないでしょうか?


・タイトルをつける際の3大重要ポイントを、よく「おや、まあ、へぇ」などと言います。


・自叙伝というものは、異性関係の話であるとか失敗談とか、他人に知られたくない、どちらかといえば都合の悪いエピソードに言及しなければツジツマがあわないものです。


・人生の山高ければ谷深し。光があれば陰もある。本を書くご本人には、まず、他人に隠しておきたい“秘密”を盛り込み、“裸”になる覚悟が必要です。


・編集者は独裁者でなければ、雑誌の色がでないし、売れる本にはならない。


・商品を販売している限り、「社会」にとってもっとも有益なことはなにかを第一義的考えなければ、社会におけるレーゾンデートル(存在理由)を喪失します。


・人を教えることは教わることになる
         
              
●書籍『働く、編集者』
加藤晴之 著
\1,680(税込)
宣伝会議
2007年7月初版
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