横田紀彦 氏より (PHP研究所 編集者)
このページは、講演「300万部ミリオンセラー『女性の品格』メガヒットの秘訣」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・PHP研究所 新書出版部 4年半で10冊を担当
・TBSテレビ「中居正広の金曜日のスマたちへ」で放映
・1ページの文字数を615文字から546文字に減らし字体を大きくした。
「国家の品格」は 41字 X 15行
「女性の品格」は 39字 X 14行
・各項目が2,3ページに読めるように配慮した。
・発売後、10ヶ月で140万部へ。
・新書の読者は男性が多い。
・昭和女子大にいる坂東 眞理子さんのところに伺った際、女子生徒に読ませる本を作って欲しいと依頼した。当初の企画は、与謝野 晶子などの古典的な企画だった。
・年配者は、紙が「白い」ほうが読みやすい。つまり、黄色かかったものだとコントラストがはっきりせず見ずらい。
・黄色の帯が売れた。目立つから。
・年末はその年のベストセラーが各メディアから発表されるのでチャンスにつながる。
・本来、本を読まない人たちをいかに取り込むか、これがベストセラーへの法則。
・読者はいやなタイトルのものは買わない。例:○○○の叱り方 → ○○○のほめ方 のが良い。
・広告を打てば売れるとは限らない。
・テレビとの共存は大切
・オビの推薦文は有名人が書いてくれたから売れるとは限らない。
・目次は短くするように工夫した。
・新書はビジネス書
・自分の専門外を書くことで売れている著者が多い。
・現在、PHPでは80冊の新刊を出している。新書は月に5~6冊。編集は5人。重版率は3割くらい。
・芸術、政治のネタは新書では厳しい(売れない)
・2008年の売れるテーマは「貧困」
・「団塊」とつくタイトルだと団塊の人たちには売れない。
・情報交換をする。特に、「面白い人いますか?」と聞いている。
・新書は、現在140冊の新刊が出ている。
●講演「300万部ミリオンセラー『女性の品格』メガヒットの秘訣」より
主催:出版アカデミー
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