牟田 學 氏より (社長専門コンサルタント)
このページは、書籍「打つ手は無限」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・忙しい人生なので、学問は基礎をしっかりやり、後は走りながら学び、実務の思想を身につけるほうが無駄がない。
・ハムやソーセージの分野で世界一といわれている埼玉畜産牧場は、特筆すべき存在である。(中略)CATVや通販で売られている「サイボクハムは、特に人気の高い商品である。
・ヤクルトレディが、新聞と同じように、毎日、あるいは週ごとに配達してくれる。(中略)いつでも売れている状態を、人為的に戦略として採っている。安定性は抜群だ。
・人生を楽しむ時代が確実にやってくる。そして、人生を楽しむ事業の多くは、ソフトが先行して入り、次にハードや施設が入ってくるに違いない。
・好き嫌いとは、理詰めではなく、感性で決まるものだから難しい。
・物語性で世に訴える
富山県の小矢部は、「メルヘンの町」と呼ばれて久しい。それは、ここの市長を務めた松本正雄さんのおかげである。
・新素材は商売の源泉
マルサニットの佐藤貴之社長、洒落た白いレインコートをもらって着ていた。(中略)素材そのものが、水分を完璧に弾く一方で、通気性抜群なのである。(中略)軽くて、蒸れない。ビニールやナイロンとはまったく異なる異質のものだ。純綿であった。(中略)しかも、この素材はアトピー性の皮膚炎によく効く。
・事業というのは、社長自身が、どういう会社を創りたいかで決定される。
・売り方には、五通りある。つまり、「店頭販売」「訪問販売」「媒体販売「配置販売」「展示販売」である。
・販売ネットには、直接販売ネットと間接販売ネットがある。
・不思議なことに、大企業よりも中小企業向きの大事な戦略テーマなのに、特許も、実用新案も、意匠も、商標も、圧倒的に大企業が多い。申請も取得も、である。
・東京の神楽坂にある「天悦」は、六人しか店に入れない。ほとんど二ヵ月先まで予約で一杯である。
・あるとき青年が秋田県から上京してきて、私を訪ねてきた。(中略)名刺を出した。通常、名前の斜め上に職業や社名や、役職を書くが、そこに「百姓」と印刷してあった。驚いた。「あきたこまち」を作っているという。
・すべての社員は社長の代行業である
京都の和菓子店「叶匠寿庵(かのうしょうじゅあん)」
・私の刎頚の友である行徳哲男氏(中略)はこう説いている。(中略)「神が日本という国をつくってくれたことに感謝する日が来る。人類は、行く着くところのない苦しみを経験し、その果てに日本人の優しい生き方を求めるようになる。」
・社長業とは、変貌する環境や状況への対応業である。
●書籍「打つ手は無限」より
牟田 學 著
¥2,100(税込)
サンマーク出版 (2007年2月初版)
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