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ビル・ジェイムズ 氏より (野球の統計学「セイバーメトリックス」発案者)

このページは、DVD「ベースボール革命~勝利の統計学~」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。


・通常のスカウトマンは5つを見ている。打撃、守備、肩、足、パワー。この基本的能力を見極める。ただし、これだけだと見た目に惑わされる。


・打点や打率などの統計数字には何かが欠けている。そこで着目したのが勝利貢献度です。つまり、チーム全体としての成功を選手個人の働きで考えるわけです。


・出塁回数、出塁率は、ヒット+ファーボール+デッドボールを足し、それを打数で割ったものです。これが選手の価値を出す。


・第2の構成要素は、一人一人が生み出した得点を見る。1シーズンに(ヒット+ファーボール)×(塁数の合計)。これを打数で割る。


・例えば、ホームラン、打点をともに上回っている選手よりも多くの得点を生み出している選手がいる。

      ホームラン   打点
A選手    10     75
B選手    51    128

この場合、B選手ほうが活躍しているに見えるが、多くの得点に生み出しているのがA選手だったりするケースがある。


・休場や環境によって野球の結果は異なる。
例えば、標高1600mの休場は気圧が低いためホームランがでやすい。同じ力で打ったとしてもよく飛ぶから。この場合、0mのところと比較すると120mのところ、130mも飛ぶ。また、カーブがまがりににくい。


・人間を統計すべてで見れることはできない。
      
     
             
●DVD「ベースボール革命~勝利の統計学~」より
出演: ビル・ジェイムズ、マイク・ピアザ
¥3,570(税込)
販売: 角川書店
発売日: 2007年6月
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