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本屋の陳列は5パターン
本屋における陳列方法には5つあります。
1、平積み
表紙を上にして陳列する方法です。ベストセラーや新刊など、よく売れる商品が中心。
2、面陳列
表紙を見せて陳列することです。書店員のオススメ商品が多いです。平積みとの違いは、下のほうに置く陳列法と異なり、人の目線の高さの近くに置かれることが多くなります。一方、平積みと異なり、多数の部数を置くことはほとんどないのが特徴です。
3、棚差し(背差し)
背表紙を見せて陳列する方法です。背差しとも言います。その本屋の定番商品が中心です。
4、複数箇所陳列
一つの本を色々なコーナーで陳列する方法です。その本屋でイチ押しとなる本が中心です。
5、多面陳列
一つの本の複数面を見せて展示する陳列です。仕掛け販売といわれ圧倒的に目立たせたい本が中心です。この多面陳列は、芸術作品のようにきれいな陳列方法です。
また、この他には、人の目線の高さにある棚を「ゴールデンゾーン」と呼ばれています。平台の場合では、「手前の角」に該当します。この場所は、その本屋でお勧めしたい本が多く並んでいます。
それから、陳列方法には基本があります。それは、左から右へ本を並べることです。これは、人の視線が左から右へ移動するためです。ですので、複数巻がある書籍では、左から1巻→2巻→3巻と並べていきます。
棚作りの上手な本屋では、どんな本同士を隣りに並べると読者の欲求に答えられるか、わかっている本屋が存在します。
特に、本屋で購入する約80%が「衝動買い」と言われています。つまり、店舗内で興味のある本を見つけて購買を決定するということです。
そんなことから、「これこれ!私の探していたのはこんな本だったんだ!」と気づくと手に取っている棚作りをする本屋があるのです。