茂木 健一郎 氏より (書籍「脳を活かす勉強法」より)
このページは、書籍「脳を活かす勉強法」から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ転載しています。
・人間の脳のすばらしいところは、新しく学ぶことに深い喜びを感じるように設計されていることなのです。
・教育課程においては基本的に、ほめることが大切
・苦しければ苦しいほど、その後の喜びは大きく、より強化される。
・「強制」はNG!自発的な行動で「成功体験」を持つことが大切
・「成果を他人と比較する」なんて、デメリットだらけ
・僕にとって文章を書くという仕事は、落語家が一生をかけて言葉を磨き、芸を磨いていくのと同じように、一生をかけて言葉を磨いていく「学習」でもあるのです。
・集中力は次の三つの要素から生まれると考えています。
1、速さ----作業のスピードを極限まで速くすること
2、分量----とにかく圧倒的な作業量をこなすこと
3、没入感----周囲の雑音が入らないほど夢中になること
・改まった文章を書く時は格調高い曲をかけます。一番多いのはJ・S・バッハの「平均律クラヴィーア曲集」。気分を高揚させたい時はワーグナーの「ニュルンベルグのマイスタージンガー」など、リラックスしたい時は「涙そうそう」「島歌」といった沖縄サウンドです。
・細切れ時間にこそ、できることが無限にある
・本によっては無理して頭から読まなくてもいいのです。
・とにかく大量に読み、大量に書き、大量に聞いて、大量の問題を解く、これが、脳に記憶を定着させる唯一の方法なのです。
・暗記する時は、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の五感を総動員する
・脳を最大限に活用するには、夜よりも朝が効果的であることは、間違いのない事実なのです。特に、創造的な仕事を朝することをおすすめします。
・大切なのは「ものごとを記憶すること」ではなく、「記憶した知識をどのように使うか」
・歴史を忘れる者は、それを繰り返す羽目になる
・文章能力や国語力は、勉強や仕事の基本です。
・細切れの時間を読書にあてる。
・インターネットは、図書館以上の知識の宝庫である
・それぞれの分野でプロとして卓越している能力が、「実はもともと自分の一番苦手な能力だった」という人がとても多いということです。(中略)
典型的なのは、いまは誰もが認める流暢な語りのプロの方が、もともとは吃音(きつおん)であったというケース。吃音をなんとか克服したいと努力した結果、たろえば落語家として、講談師として、名司会者として大活躍されているのです。
・これからの時代を乗りきるキーワードは「猛勉強」だと思っています。
●書籍「脳を活かす勉強法」より
茂木 健一郎 著
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