日野原 重明 氏より (書籍『「幸福な偶然」(セレンディピティ)をつかまえる』より)
このページは、書籍『「幸福な偶然」(セレンディピティ)をつかまえる』から、教え学んだこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・臨床医学者の新しい発見は、何といってもそのきっかけは患者さんの口から話されるきわめて平凡な言葉の中にあるのではないかと気づいたことにあります。
・手書きで切々と書かれた願いにとても心を打たれ、講演を引き受けることにしました。(東京工業大学の学園祭)
・ノーベル賞受賞者には、セレンディピティ伝説の持ち主がなんと多いことでしょう。
・気まぐれ爆薬といわれるほど起爆するショック度にばらつきがあるニトログリセンリンを、なんとか安定させようと実験をつづけました。(中略)ようやくいきついた答えは、珪藻土。(ノーベル)
・少年、青年期と病弱だったシュヴァイツァーは、「食べること、運動すること、ストレスを溜めないこと」という健康三原則を実践し、つねに健康を意識しながら暮らしていました。
・私の書斎は、いたるところ書籍と本の山で、かろうじて足の踏み場だけが残っています。それでも不思議なことに、どこに何の書類があるか、頭に入っているので、不自由はまったくありません。(中略)整理しすぎないことが、私にとって最高の整理術なのですから。
・勤務時間の十五パーセントは個人の興味ある開発に費やしてよいといった(3M)
・必要は発明の母
・呼吸法というと、みなさん吸うことばかりを意識なさるようですが、それは逆。
・呼吸の極意は吸うことではなく吐くことにある
・私がお正月から欠かさない朝の飲み物は、オリーブ油十五グラムを入れたジュースです。還暦過ぎから飲み始め、毎朝必ず一杯、飲んでいます。
・死を受け入れた患者を、必要以上に励ましてはいけない
・教育とは、解答を与えるのではなく、解決方法を学生に与えればよい
・白衣を着て六十六年、四千人以上を看取り、三百三十冊以上の本を書いてきました。医者は聞き上手でなければならない。
・一生懸命に家族や大切な人たちを愛し、何かいつも自分に新しいことを創める気力を持ち、そしてこの困難な時代を嘆くのではなく、流れを見極め、耐え、果敢に挑戦していく
●書籍『「幸福な偶然」(セレンディピティ)をつかまえる』より
日野原 重明 著
¥1,260(税込)
光文社 (2005年5月初版)
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