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魅力的な書店売場作りとは (本の店英進堂 諸橋 武司氏より)
毎年多くの書店が淘汰される中、積極的な展開をする書店があります。「本の店英進堂」です。
「本の店英進堂」の諸橋武司専務取締役は、取次からくる本をただジャンル別に並べるだけでなく、独自の視点から見た棚の展開を行っています。
通常、書店では出版社や著者別に陳列するのが一般的です。しかし「本の店英進堂」では、このような陳列だけでなく、テーマ別の陳列を行っているのです。
例えば、夏の文庫フェアでは、「犯罪」、「恋愛」、「友情」、「仕事」、「自然」、「病い」、「数学」、「コトバ」、「動物」、「こころ」、「家族」、「少年少女」、「ファンタジー」、「冒険」といった各テーマに沿った本を揃え並べたのです。
「思想、考え方を意識した陳列をつくる」と諸橋武司氏言います。これは、売れているものをならべるだけでなく、書店として伝えたいものを置いているのです。
このような陳列こそが、わたしたち読者に考えもつかなかった本との出会いを創造します。結果、衝動買いとつながり書店にとっても良い結果に結びつきます。
●出版販売実務セミナー「魔法の集客~人が集まる書店はこうつくる」より
書店経営研究会 主催
開催日:平成20年8月27日(水)
新潟県新潟市 本の店英進堂
専務取締役
諸橋 武司氏