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図書館の購入特質を決める要素
※書籍「変わる出版流通と図書館(尾下 千秋 著)」より
図書館の購入方法の最大の特徴は、なんといってもすべてが客注、つまり注文方式だということです。
図書館の購入特質を決める要素を挙げると次の四つになります。
1、購入資料は一般書か児童書か、またはどういう分野の図書か
2、購入資料は新刊書か既刊書か、またその割合はどの程度か
3、どんな購入手段をとっているか、また購入時期はいつか
4、フィルム・コートや背ラベル、バーコード・ラベルなどの貸し出し装備は自館装備品か委託か
販売担当者は、これらの特質に合わせて図書館に対するトータルな販売システムを構築することが大事です。
それには図書館のニーズに合致する図書を在庫し、その情報をカタログに掲載して送り、販売チャンスを設定してはじめて図書館側の要求に応えられる流通システムの提供ができるのです。
●書籍「変わる出版流通と図書館」より
オンデマンド版
尾下 千秋 著
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日本エディタースクール出版部 (2004年4月初版)
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