町田 勝彦 氏より (書籍「オンリーワンは創意である」より)
このページは、書籍「オンリーワンは創意である(町田 勝彦 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「私の夢ですが、テレビを、ブラウン管から液晶に置き換えたいと考えております。液晶にすれば、液晶とテレビの両事業の体質強化につながります。」(中略)
発言の反響は大きかった。翌日、新聞各紙は私の発言を大きく掲載した。だが、聞こえてくるのは、「できるわけがない」という声ばかりだった。「夢物語」と揶揄(やゆ)する声さえあった。
・「シャープさんのテレビは、ブラウン管が他社製ですからね」という言葉が返ってくる。(中略)つまり、ブラウン管をよそから買ってくるような会社はテレビメーカーではない、という判断をされてしまうのだ。それだけではない。電機メーカーとしてもワンランク下と見られてしまう。
・亀山工場建設決定
日本での建設にあくまでこだわった。理由はふたつある。ひとつは、前途したように、「製造業の空洞化」への強い危機感。そしてもうひとつは、「最先端のモノづくりは日本国内でしかできない」という信念だ。
・「無形の財産」の価値を高めなければ、企業価値を高められない。
・ブランドを確立するための宣伝は、お客様の心に届くまで徹底して継続すること
・企業ブランドを定量的に測定する手法を編み出された一橋大学商学部の伊藤邦雄教授にお会いして、シャープのブランド価値測定のお願いをした。
・「他社にマネされる独創的な商品をつくる」のが、創業以来のシャープの遺伝子であり、企業風土
・私は、「もうちょっとの心」を持ちなさいといつも説く。
・「商売は十年やったら三年は損をする。五年はトントンで、儲かるのは二年。事業なんてそんなもんや」※祖父の言葉
・家庭教師で生乳を集める
・優れた機能を効果的な方法で伝えれば、モノは確実に売れる
・シャープの、文字通りの第一号商品は、ベルトを穴を使わなくても留められるバックル、「徳尾錠」である。※1912年(大正元年)に創業者の早川徳次氏が発明。
・LEDが次世代の照明の主役になることは間違いない。
●書籍「オンリーワンは創意である」より
町田 勝彦 著
¥735(税込)
文藝春秋 (2008年9月初版)
amazonで詳細を見る