村上 龍 氏より (書籍「eメールの達人になる」より)
このページは、書籍「eメールの達人になる(村上 龍 著)」から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「いつもお世話になっています」
上記のあいさつよく見かけるが、わたしは使わない。
(中略)
「お忙しいところ申し訳ありません」
も同様だ。
メールではご機嫌うかがいのようなあいさつ文は避けたほうがいい。悪いとか間違っているということではなく、意味がないからだ。
・「ご検討ください」
仕事上の提案のメールの末尾にはそう書く。
・日本語の敬語というのは本当にやっかいで、「~してください」「してくださいませんか」というていねいな言い回しでも、本質的には「命令・指示」なのでカチンと来ることがある。
・件名には具体性が必要だ。
・「重要」「緊急」という言葉は、送信側にとってのみ重要だったり、緊急だったりすることが多い。
・ 「~というような企画があるのですが、ご興味ありますか」
受信側が忙しい人であればあるほど、率直にそう書くべきだ。
・決して相手にプレッシャーを与えてはいけない。
・メールに限らず、言いにくいほど、なるべく早く返答したほうがいい。時間がたつとますます言いにくくなる。
・依頼を断るときの「理由」を箇条書きにするのは、気をつけたほうがいい。箇条書きには無機的・事務的な印象があるからだ。
・お祝いメールで大事なのは、「おめでとうございます」に続くひと言。そのひと言で、その人の知性が試される。
(※実際の例)ミズノスポーツライター賞受賞おめでとうございます。自分のことのようにうれしいです。
●書籍「eメールの達人になる」より
村上 龍 著
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集英社 (2001年11月初版)
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