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塚越 寛 氏より(書籍『リストラなしの「年輪経営」』より)

このページは、書籍『リストラなしの「年輪経営」(塚越 寛 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・ブームで得た利益は、一時的な預かりものと思え


・「いい会社」をつくるための一〇箇条

一 常にいい製品をつくる
二 売れるからといってつくり過ぎない、売り過ぎない。
三 できるだけ定価販売を心がけ、値引きをしない。
四 お客様の立場に立ったものづくりとサービスを心がける。
五 美しい工場・店舗・庭づくりをする。
六 上品なパッケージ、センスのいい広告を行う。
七 メセナ活動としてボランティア等の社会貢献を行う。
八 仕入先を大切にする
九 経営理念を全員が理解し、企業イメージを高める
十 以上のことを確実に実行し、継続する。


・「信頼される商品を提供して、ファンをつくる」ことが、企業経営そのものなのです。


・私は、人件費をコストと考えません。人件費は目的なのです。


・真の老舗となるための条件を、私なりに五つ導き出させてもらいました。以下のようなものです。

一 無理な成長はしない。
二 安いというだけで仕入先を変えない。
三 人員整理をしない。
四 新しくより良い生産方法や材料を常に取り入れていく。
五 どうしたらお客様に喜んで頂けるかという思いを常に持ち続ける。


・商売は売り手と買い手が対等なものです。


・性善説に基づくと経営コストは安くなる


・既存市場で「取った、取られた」のシェア争いを演じているより、新しい市場を開拓できるような商品を生み出し、それによってシェアを獲得していくという経営姿勢は、社員に希望を抱かせると思います。


・マーケット・リサーチというのは、既に過去になったものを調査しているわけです。(中略)それでは「いい商品」は生み出せません。「いい商品」とは、「これは人びとの役に立つな」「これは人びとを幸せにするな」と感じられるものです。


・私は、商売は「信用」がないと成立しないと考えています。


・講演の依頼もたくさんきます。でも、私は大概お断りしています。なぜなら、経営に即効薬はないからです。私がお話できるのは、「当たり前のことを当たり前にやるしかない」ということだけです。


・きれいなところは、よりきれいになります。


・動機が善であれば上手くいく


・「幸せに生きる」ということが、人生の目的でもあり、人間の権利でもあり義務でもあります。    
     
             
●書籍『リストラなしの「年輪経営」』より
塚越 寛 著
光文社 (2009年2月初版)
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「おわりに」の部分の“文字”が非常に読みやすいです。

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