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江戸時代に使われていた“ベストセラー”の別名
今、ベストセラーという言葉を聞いて知らないという人は少ないと思います。ベストセラーという言葉が出版物に使われはじめたのは、アメリカで1895年(明治28年)の月刊文芸誌『ブックマン』が“良く売れる本”の新刊書リストを揚げたのがベストセラーの初めであるといわれています。日本では、1946年に『週刊朝日』が初めて使用したと言われています。
では、この“ベストセラー”、江戸時代にはなんて呼ばれていたのでしょうか?書籍『本は世につれ~ベストセラーはこうして生まれた(植田 康夫 著)』から学んでみたいと思います。
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《江戸時代には「千部振舞(せんぶぶるまい)」という言葉があった。これはベストセラーの別名である。発行部数が千部になると、書店主と従業員がうちそろって氏神様にお詣りにゆく。
●書籍『本は世につれ~ベストセラーはこうして生まれた』より
植田 康夫 著
水曜社 刊(2009年2月初版)
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