清水 英夫 氏より(書籍『現代出版学』より)
このページは、書籍『現代出版学(清水 英夫 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・出版学とは一口に言えば、社会現象としての“出版”を科学的に研究し、これを一個の独自な学問として体系化することである。
・その国が本当に読者国であるかどうかは、一人当発行部数や図書館利用率などを、あわせ考慮しなければならないだろう。
・読書という人間行動について、ヴォテールの「いかに有益な本といえども、その価値の半分は読者が創るものだ」という指摘ほど、その本質を衝いているものは少ないであろう。
・“出版”はいわば印刷メディアから新聞を除いたもの総てを包含する雑多世界として成長しつづけてきた。
・読者行為は特殊なものであって、再生・代替・模倣のできない固有の冒険なのである。※R・エスカルビ
・『日本の出版界-その歩みと現状』によれば、「“円本”とは、申込金一円の予約出版である。
・鈴木敏夫氏によれば、従来から出版界では「発行額の三分の一は直接生産費、一割が宣伝費・・・・・これが造本常識だ」とされてきた、とある。『基本・本づくり』(一九六七年・印刷学会出版部)二七六頁
・イギリスの書籍出版状況
(資料)「ブックセラー」誌調べ
●書籍『現代出版学』より
清水 英夫 著
竹内書店 (1972年12月初版)
※amazonで詳細を見る