福田 誠治 氏より(書籍『格差をなくせば子どもの学力は伸びる』より)
このページは、書籍『格差をなくせば子どもの学力は伸びる~驚きのフィンランド教育(福田 誠治 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・競争すると学力は伸びないということがわかってきた。
・経済界からしてみれば、能力開発こそが目的であり、誰もが自由に競争に参加できることこそが理想なのである。人間をランク付け、選別することが教育目的にではないからである。
・フィンランドでは、義務教育期間にあたる一六歳までは、他人と比較するようなテストもなく競争もない。取り立てて学習時間が多いわけではない。それでいて、世界から注目されるような高い学力を保持している。
・子どもたちは、自ら学ぶ。なぜか。それは、勉強するのは自分のためだからである。つまり、フィンランドでは、子どもたちは学びを強制されない。しかし、学ぼうとすれば学びやすいように教材は緻密に開発されている。
・フィンランドの教育そのものが、学ぶことは楽しいですよ、おもしろいことですよ、生活で使えますよ、人生に役立ちますよ、と問いかけるものである。
・格差をなくすことは皆同じにするということではない。「皆違って皆いい」、違いがありながら不利なあつかいを受けないという平等のスタイルこそが、日本の学ぶべき重点な点であると考える。
●書籍『格差をなくせば子どもの学力は伸びる~驚きのフィンランド教育』より
福田 誠治 著
亜紀書房 (2007年7月初版)
※amazonで詳細を見る