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安部 司 氏より(書籍『食品の裏側』より)

このページは、書籍『食品の裏側~みんな大好きな食品添加物(安部 司 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・「安さ」「手軽さ」「便利さ」-----それは食品添加物があってこそのものです。


・私はよく「添加物は職人要らず」と言いますが、添加物を使えば、技術がなくても簡単に一定のレベルのものがつくれてしまうのです。


・食品添加物はまさに「魔法の粉」です。
「食品を美しく仕上げる」
「品質を向上させる」
「味を良くする」
「コストをさげる」


・ミートボールは自分の子どもたちには食べてほしくないものだった


・「俺のところののハムは食べるなよ」-----自分の工場でつくったものを食べない人たち


・添加物商社に勤めていた時代、私の最大のお得意様はといえば、
「明太子」
「漬物」
「練り物、ハム、ソーセージ」
という3つの製造会社でした。


・複数の添加物をいっぺんに摂取したらどうなるかという実験はなされていないのです。


・ハムなのになぜ「大豆たんぱく」「卵白」「乳たんぱく」が使われるのか。そういう「素朴な疑問」を持ってほしいのです。


・みんな添加物の味を「おいしい」と言って食べているのです。


・米だけでつくる「純米酒」が「よい酒」「おいしい酒」であるならば、ほかの酒はどうつくっているのか------ここでもそういった「素朴な疑問」を持って欲しいのです。


・植物油に水を混ぜ、添加物で白く濁らせ、ミルク風に仕立てたもの------それがあの小容器の「コーヒーフレッシュ」の正体なのです。


・コーヒーフレッシュの原材料
「牛乳(ミルク)」「生クリーム」は一滴も使われていない


・カット野菜・パックサラダの野菜の消毒現場は、それはそれはすさまじいものです。


・ある大手メーカーの繊維飲料もこの色素できれいなオレンジに着色しています。(中略)虫をすりつぶしてつくった着色料で染めていると知ったら、彼女たちはどう思うでしょうか。


・「明太子」「漬物」「練り物」はとくに添加物が多く使われているのを忘れてはいけません。


・食品添加物とは、台所にないもの


・「裏」の表示を見比べて、できるだけ「台所にないもの」が少ないほうを選ぶ


・私たちはほかの生命体の命をいただいて生きているのです。


・つくる人、売る人、食べる人------その三者に「つながり」を取り戻したい。それが切なる願いですが、そのためにもまず必要なのは情報公開です。


●書籍『食品の裏側~みんな大好きな食品添加物』より
安部 司 著
東洋経済新報社 (2005年10月初版)
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