河岸 宏和 氏より(書籍『スーパーの裏側』より)
このページは、書籍『スーパーの裏側~安全でおいしい食品を選ぶために(河岸 宏和 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「サク」だけ値引きしないスーパーは要注意
・「朝どれサンマ」は、いつの「朝」とれた?
・解凍した日が「製造日」
・いつ釣られたものか
いつ加工されたものか
いつ輸入されたものか
いつ解凍してラベルを貼ったのか
・製造日のカラクリ
から揚げの製造
揚げる
or
肉のブロックをカットする
or
解凍する
or
パックに詰める
or
トレイのふたをする
or
ラベルを貼る
これらすべてが「最終工程」にあたるのでどれを「製造日」に表示してもいい
・「解凍した日」が「製造日」です。だから、東京で売られている福岡産の明太子の「製造日」が「今日」という事体が発生するのです。
・「刺身の製造時間」は、先の「製造日」の話からもわかるように、「魚を切った時間」とは限りません。
・チーフの一言を合図に、パートさんたちはいっせいにパックされたとんかつを出して、カツ丼に「再加工」しはじめます。
・販売されている食パンが売れ残ると、ラスクに再加工されます。
・卵の賞味期限は、「産卵日」から数えるものだと誰もが思うでしょう。しかし、実際にはそうではなく、「パックに詰めた日」から換算しているのです。それで法律上は、まったく問題ありません。
・卵には、「冷蔵輸送、冷蔵保管、冷蔵販売」という3つの要素が必要不可欠なのです。さらにいえば、採卵からの温度管理も重要です。
・〈店外〉で見るべきポイント
①商品を屋外に置いていないか
②まわりの雑草が伸びていないか
③入り口のチラシが古くないか、画びょう・ホッチキスで貼っていないか
・〈店内設備〉で見るべき6つのポイント
①手洗い場はきれいか
②トイレがきれいか
③レジ、サッカー台はきれいか ※サッカー台とは、購入した商品を袋に詰めるための台のこと
④ゴンドラの上がきれいか ※ゴンドラとは、商品を陳列する棚のこと
⑤カゴ台が空で放置されていないか
⑥防火シャッターの下に物を置いていないか
・肉のラベルでは加工者の住所をチェック
スーパーの住所ならその店でスライス。異なる場合は、スライスしたものを仕入れている
・半年以上経過した日本酒を販売しているお店は、日本酒を売る資格がないとさえ言えると思います。
●書籍『スーパーの裏側~安全でおいしい食品を選ぶために』より
河岸 宏和 著
東洋経済新報社 (2009年4月初版)
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