ムック『決定版「書く。」技術』より
このページは、ムック『決定版「書く。」技術』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
●芥川賞作家 藤原智美氏
・文章術はコミュニケーション術の一つ
・「箱書き」という手法をご存知ですか。最初に全体の構成を考えてから書くのではなく、まずシーンをバラバラに書きためて、それらを後からつなぎ合わせてストーリーを作る構成法です。
・質の高い文章を完成させるには、構成の見直しや推敲も必須です。
・表現力を高めるには、まず言葉を自分のものにする必要があります。
・自分の中に定着させるには、手で書くという身体的な運動を介す必要があります。
●樋口裕一氏
・短い文章をまとめる基本パターンには次の二つがあります。
【演繹型(えんえきがた)】最初に結論を書く。次にその理由や対策を書いて説得する。
【帰納法】先に状況を説明する。そのあとで結論を書いてまとめる。
●日本電産・永守重明氏
・手紙を書くときも、用件は一本につき「三つまで」と決めている。たくさん詰め込んでも覚えきれないからと思うからだ。
●大和ハウス・樋口武男氏
・お礼状
①宛名を工夫して好感度をアップ
②印象深かった点をあらためて伝える
③今後につながるイベントを紹介
④相手の役に立つ情報を提供する
●丹羽宇一郎氏
・いい文章を書こうと思ったら、とにかくいい本をいっぱい読んで、いい文章にたくさん接すること。
・自分の考えを正確に伝え相手に理解してもらうためには、相手の特性を考え、相手に合わせた書き方をしろということです。
●全日本空輸 山内純子氏
・お礼状
「取り急ぎ」という言葉は、忙しい中でお礼状を書かせてしまった、という気持ちを抱かせる。よく使われる表現だが、心をこめて書くお礼状の場合、避けたほうがよい。
▼ムック『決定版「書く。」技術』より
プレジデントムック
出版社名:プレジデント社
発行年月:2009年08月