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現代小説を執筆する際の決まりごと (形式面)
現代小説を読むにあたり、作家がどのようなルールを持って書いているか知ることは少ないです。しかし、作家は本を執筆するにあたり、ある決まりを持って書きます。
例えば、本の引用をする際には、「 」ではなく『 』を使います。では、具体的にどのような決まりを持って書いているのか、書籍『プロ作家養成塾』(若桜木 虔 著)より学んでみたいと思います。
------ 書籍『プロ作家養成塾』(若桜木 虔 著)より ----------------
①カッコ(「 」や『 』など)を閉じる直前のマルは打たない。
②台詞の後の行頭は行替えに準じ、空白一文字を入れる。
③文章の余韻を表現するための点々は「・・・・・・」(二マスに中黒が六個)。
④「?」や「!」の後は一文字分の空白を入れる。ただし、その後すぐのカッコを閉じる場合は、入れない。
⑤段落の冒頭に、空白一文字を入れる。
⑥「 」や『 』〝〟など、どんな種類であれ、カッコで始まる段落は行頭に空白一文字を入れない。
⑦本の題名は『 』で括る。
●書籍『プロ作家養成塾~小説の書き方すべて教えます』より
若桜木 虔 著
ベストセラーズ (2002年3月初版)
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