ドロシー・ロー・ノルト 氏(書籍『子どもが育つ魔法の言葉』より)
このページは、書籍『子どもが育つ魔法の言葉(ドロシー・ロー・ノルト 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・子は親の鏡
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる
とげとげした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる
広い心で接すれば、キレる子にはならない
誉めてあげれば、子どもは、明るい子に育つ
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
和気あいあいとした家庭で育てば、
子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる
・本にかこまれて育てば、子どもは知恵を学ぶ
・大切なのは、子どもが失敗から学べるように導くことです。なぜこういう結果になってしまったのかを理解させ、きちんと後始末ができるようにリードしてゆけばよいのです。
・怒りの感情は心の敵なのではなく、うまく処理すべきエネルギーなのだということもできます。それを子どもに分からせることが大切です。
・「今日は、幼稚園でどんなことがあったの?」(「幼稚園どうだった?」と聞くよりも、このほうが、子どもは具体的に話しやすくなります。)
・自分の子ども時代に比べて、わが子はなんて恵まれているのだろうと、わたしたちはつい小言を言いたくなることがあります。しかし、それはあまりよいことではありません。
・同情とは、相手と距離をおく感情だからです。わたしたちは、かわいそうな人に同情することによって、自分はそんな目に遭わなくてよかったと心のどこかで優越感に浸っているのです。
・自分を受け入れることが、子どもを受け入れること
・「励ます」という言葉の英語の元々の意味は、「心を与える」というものです。子どもを励ますとは、子どもにわたしたちの心を与えることなのです。
・親の愛とは、子どもを無条件に受け入れること
・子どもは親に誉められた面を伸ばしてゆく
・子どもは成長するにつれ、自分なりのモラルや価値観を持つようになります。親は、そんな子どもなりのモラルや価値観を尊重するよう心がけたいものです。子どもが自分なりに真剣に考え、人に対して誠実であろうとしているのなら、子どものやり方を認めるべきだと思うのです。
・分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
・本当の意味での分かち合いとは、与える行為であり、見返りを期待しない心です。その人のことを思って、その人が必要なものを与えることなのです。そんなとき、わたちしたちは、多少の犠牲をはらったとしても、損をしたとは思いません。なぜなら、与えることによって、わたしたちは本質的に得ているからなのです。
・「サンタはほんとにいるの、いないの?」
お母さんは、一息おいて、考えてから答えました。
「ねえ、ケビン。この世の中には、わたしたち人間には分からないことがたくさんあるのよ。サンタクロースが本当にいたらいいなあと、お母さんも思うわ」
・違いを認めて人を敬う
・親として一番大切なことは、子どもに何を言うかではありません。また、心のなかで何を思っているかでもありません。子どもと一緒に何をするか、なのです。親の価値観は、行動によって子どもに伝わるのです。
●書籍『子どもが育つ魔法の言葉』より
ドロシー・ロー・ノルト 著
レイチャル・ハリス 著
石井 千春 翻訳
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