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関口 雄司 氏(書籍『あなたも出版社から本が出せる』より)

このページは、書籍『あなたも出版社から本が出せる(関口 雄司 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・出版社選びの二大条件とは(中略)
------あなたの原稿にふさわしい会社であること------(中略)
------元気で伸びているか、安定して良心的な会社であること------


・(※図書目録の)挨拶分・会社の方針-----通常、この種の文章は読み飛ばしてしまうものだが、出版社の哲学がわかるのでしっかり読むことが肝要。


・出版社の場合、社長宛てに出すと反応がない場合が多い。“編集代表”宛てとするのが正しい。名前は、前に紹介した『日本の出版社』などにのっている。


・封筒に入れるべき四つの資料(中略)

①挨拶状
②企画書
③略歴(自信のある方は写真も)
④活字となった作品のコピー


・出版社の企画書の例

企画説明書

書名
サブタイトル
著者
予価    円                 判型   頁数
見込み初版部数    部         発行時期   年   月

■企画の狙い、セールスポイント、目次案等

読者対象
類書
提出:   年  月  日          ××出版 編集部 担当〔    〕


・出版の目的(中略)
①売れること、②社会的に意義があること、が条件となる


・ダイレクト・メールを発送してから一週間、というのが勝負どころといえよう。私の体験では、反応があった会社の大半はこの期間内である。速達で“原稿を見せていただきたい”という出版社もあったが、電話が大半だ。


・帯の文章は、長くても一〇〇文字前後。


・帯の文章を先に考えて、それから体験する方法だってある。企画を立て、書いてやろうという目的意識を抱いて取材すると、すぐれた作品ができるに違いない。


・読んでみたい自分史の条件をいくつかあげてみよう。

①人生のある局面に絞って書く。通史ではなく、学生時代の交遊録といったように、時期やテーマを限定する。
②成功はさらり、失敗をくわしく
③読者に教訓を垂れず、自分がどう工夫したかを示す。そのほうが、人は受け入れるもの。
④時代を示す風俗データを盛り込む。世代が違う人にも理解できるようにしたい
⑤昔話でなく、現在進行形の話もよい。同じ道を志す人にとって、すぐ役立てることができる


・引用する文章は長さは一回に八〇〇文字までとする


・趣味を語る際は謙虚に-------隠れた名人がいる


・専門家の知見を無料で得られる断り状、こんなにトクなものはなかろう。(※編集者宛てに送った企画書をきっかけに返信が届いた「断り状」のこと)


・森本哲郎著の『書物巡礼記』(文化出版局)になると、もっとすごい。森本氏の略歴はもちろん、著作リストもない。(中略)のれんだけを出してある老舗の風格だ


・効果的な略歴の書き方を次にまとめてみよう。

生年-------女性も、明らかにしたほうがトクだと思う。前掲の内住氏でいえば、何歳でフリーになったかについて読者は興味を抱く。

出身地-------“福岡県出身”という広い範囲にするか、“北九州市門司区生まれ”と細かく書くか。本の内容と次の<出身校>との関係で判断したい。

出身校-------最終学歴だけを書くのが大半。右の<出身地>を“福岡県”とし、“門司区立××高校卒”とするのもよい。というのも私自身、門司区に住んでいたことがあったため“門司”という文字が懐かしくて、ある方のエッセイ集を買った経験がある。小学校の名前まで書いてもよいのではないか。

職歴-------役人の著者に多いのだが、××局、××部などを羅列しているのは暑苦しいものだ。また、組織の現職にある方で企業名を明らかにせず、“化学会社勤務”という書き方をする例が見られる。目立ちたくないとか、アルバイト禁止の社則を回避したいのだろう。読者の立場からいえば、好感を抱きかねる。内部告発の本は論外としても、社名は書いてペンネームを使ってはどうだろう。


・自衛策を講じるなら、原稿がある程度進んだところで編集者に見せて出版契約を結ぶ、というのもひとつの方法だ。


・“五%でけっこうです。ただし、もし増刷することになったら、遡って一〇%にしてもらえませんか。”


・近年、新聞の書評のパワーは薄れ、本の宣伝をする最適の方法は新聞の社会面にひとつの事件として報じられることだといわれる。


・ある大手出版社では新刊の文庫の場合、
 発売四日目までの販売部数×5=発売後二ヵ月間に売れる部数
をめやすにしている。この公式を逆に読むと、
 初日から四日間で、全体の二〇%
 残りの五六日間で、全体の八〇%
が売れることになり、発売直後に売れ行きが集中するのがわかる。むろんジャンルによって異なり、専門度の高い本は徐々に売れていく。


・私の場合、名詞の裏に書名などを印刷しようかとも考えたが、値の張るわりには効き目が薄いように思えた。そこで、名刺、本の写真、新聞の書評をセットにしたものをB5判の紙にコピーし、人と出会った際に二つ折りにして渡している。


●書籍『あなたも出版社から本が出せる~原稿の売り込みから自分の本が書店に並ぶまで』より
関口 雄司 著
実務教育出版 (1995年4月初版)
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