池上 彰 氏(書籍『小学生から「新聞」を読む子は大きく伸びる!』より)
このページは、書籍『小学生から「新聞」を読む子は大きく伸びる!(池上 彰 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「新聞を読む子ほど学力が高い」は世界共通の傾向(中略)
新聞と学力の直接的な関係を示すデータはあるのでしょうか。これが、あるのですね。経済協力開発機構(以下、OECD)の「生徒の学習到達度調査」(以下、PISA)二〇〇〇年」です。
・フィンランドでは、「勉強する=読む」なのです。
・新聞は“発見”との出会いに満ちている
・ネット時代の今こそ、アナログの新聞に価値がある!
・ヤフーなどのポータルサイトを利用しても、目に触れる情報は限られています。
・人はノイズに触れることによって、自分の新しい興味関心に目覚めることがあります。ノイズは、個性を形成する上で、ときに大事な要素になるのです。
・最近は知識よりも考える力を問うテストが増えているのです。
・親の地道な語りかけで子どもの頭が動き出す
・意見を引き出して聞いてあげると、子どもは考えることが楽しくなる
・NIEは、「教育に関心を」(Newpaper in Education)の略で、新聞を教材として学校の授業に活用することを促進する運動を指します。
・子どもに新聞を読ませたいとき、もっともやっていはいけないパターンは、「新聞を読みなさい」という強制でしょう。(中略)親から強制されると、途端に「課題」(宿題)と化します。宿題や課題になると、同じ内容を読んでいても、なぜかつまらなく感じます。
・全国紙は全国で同じ記事が載っていると思われがちですが、朝日や毎日は全国に本社が4つ、読売は3つあり、それぞれの地域で紙面構成や記事が大きく異なっています。
・訂正が多い新聞は、それだけきちんとしている良心的な新聞
・最初は「四コマまんが」を見るだけで十分
・まんがは絵が中心なので、セリフ以外の部分は、絵から状況を把握して言語化しなければなりません。これは読解力や表現力を鍛えるトレーニングになります。
・子どもの答えを否定しない
・子どもを「お天気係り」に任命しよう
・まずは一面と社会面だけ読んでみよう
・内側の紙面は左側のページが重要な記事
・記事は全部読まなくても、途中まで読めば、ある程度内容が把握できるようになっている
・親が教えるべきはなのは、答えではなく調べ方なのです。
・子どもにスクラップの習慣を身につけさせるには、まず親がやってみて、子どもに手伝ってもらう方法がいいでしょう。
・こうした時代に生き残るのは、物真似ではなく新しい価値を生み出せるビジネスパーソンです。
・メディアの情報にすぐ飛びつくのではなく、真偽を自分で見分けてみる必要があるのです。
●書籍『小学生から「新聞」を読む子は大きく伸びる!』より
池上 彰 著
すばる舎 (2009年7月初版)
※amazonで詳細を見る