山口 揚平 氏(書籍『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』より)
このページは、書籍『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本(山口 揚平 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・企業価値の算定には、次の2つのポイントがあります。
①企業は丸ごと評価すること
②企業の価値は、その「企業の事業の価値」と「もっている財産」を足したもの
・4つのステップで価値を弾く
①「事業価値」を見積もる
②「財産価値」を見積もる
③負債(借金)を引く
④発行済株式数で割って1株の価値を出す
・別の方法で完全な有価証券報告書を手に入れる必要があります。このような時に便利なのが、EDINET(中略)EDINETは、金融庁が行政サービスの一環として提供している公式のサイトです。
※参考:EDINETのウェブサイトはこちらから
・割安株をどのように探すのか?(中略)
売上高成長率などを使うとよいでしょう。株の初心者であれば、PERは「10倍以下」、PBRは「1倍以下」という条件でスクリーニングをしてみるとよいかもしれません。
・『業種別貸出審査辞典』(金融財政事情研究会編、金融財政事情研究会)
・強いビジネスモデルとはなにか?(中略)
高い利益率の源泉は、次の4つのパターンに分別できます。
①多くのことをうまくやる企業(高い業務効率)
②他に任せる企業(フランチャイズ、ネットワーク)
③誰でも出来ないことをやる企業(知的財産)
④信頼が厚い企業(ブランド・ロイヤリティ)
・コカ・コーラの原液の製法は最重要機密事項となっており、その製法を知る人間は世界で2人しかいないといわれています。コカ・コーラ社は製法を守るために信じられないほど神経を尖らせており、この2人のうちの1人が死んだときは残された者が後任を選出し、口頭で製法を伝えることで綿々と秘密を守りつづけているのだそうです。またこのような理由から、製法を知る2人が同じ飛行機に乗ることさえ禁止されているともいわれています。
●書籍『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』より
山口 揚平 著
ランダムハウス講談社 (2005年7月初版)
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