佐藤 義典 氏(書籍『売れる会社のすごい仕組み』より)
このページは、書籍『売れる会社のすごい仕組み(佐藤 義典 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・戦略BASiCSとは、次の戦略5要素を一貫的に考えていく実践的なフレームワーク(考え方)だ。
1 戦場・競合[Battlefield]
2 独自資源[Asset]
3 強み・差別化[Strenght]
4 顧客ターゲット[Customer]
5 メッセージ[Selling message]
・本当の戦場は「ひと休み」「手早い食事」などの「顧客にとっての価値」であり、競合とは「その価値を求める顧客の頭に浮かぶ選択肢の集合」である。戦場も競合も顧客が決めるということを覚えておこう。
・「他の会社でも使える『メッセージ』じゃダメ。人類に貢献する、なんて<当たり前すぎて独自性ゼロ」。『思い』が真剣じゃなきゃ、強みも独自資源も独自にならない。
・戦略は机上の空論でもお遊びでもなく、売上や利益という成果を出すためのものだ。
・ビジネスのゴールの1つは、繰返し購入したり、いい口コミを広めてくれる「ファン」を増やすことだ。(中略)お客様は「知って・買って・使って・気に入る」というプロセスを経てファンになる。
・売れない原因は競合じゃなく君らの中にあったってこと。売れないのは、競合のせいでも、無論お客様のせいでもなく、常に自分たちのせい
・「ほら、『頼まない』理由がメニューで解決できるだろ」
「そうか!おいしさとか量をメニューに書いておけばいいんだ!」
・できない理由を言うな
・(※仕組みとは)誰でもいつでも水準以上にできるための、明文化された手順
・お客様が注文しない理由を1つずつつぶしていく
・立地とか客層で味が違って当たり前
・料理でも、重さ、温度、時間なんかを全部量って、手順を決めて、誰でもできるようにする
・本格オープンの前に3日間の「ソフトオープン期間」を設け、スタッフの家族・友人などを無料招待した。スタッフが新しいやり方に慣れると同時に、気心の知れた人から率直な意見を吸い上げ、料理の味や接客サービスを微調整してから、いよいよ一般顧客向けに開店したのだ。
・「お手洗いはこちらです」と、案内の途中でスタッフがさりげなく言った。そうか、今案内しておけば、あとでお客が迷わないし、スタッフが案内する手間も省ける。合理的な一言だ
・今日のおすすめを尋ねた。「今日のおすすめは、魚料理でしたらシチリア名物のマグロのグリルで・・・・・・」とスタッフがメニューの該当ページを開き、ポケットから取り出した透明の付箋紙を貼り付けた。お客様が、後でそのページを開きやすいようにする仕組みだ。
・目の前で料理されれば食べてみたくなる
・「うん、おいしかった」というお決まりのやりとりのあと、「食後メニュー」と書かれた別のメニューを渡された。(中略)食後に頼むものだけを載せたメニューとはよく考えたものだ・・・・・・これもあと1品を頼みやすくして注文点数を上げる仕組み
・成果が出れば社員の手柄、失敗したら全部社長の責任
・究極の独自資源は人だということ
・密着軸で最重要なのがファンを作ること
・不思議なもので、自分に響く言葉とはそのとき自分が必要としている言葉で、心はそれを感知するようなものです。
●書籍『売れる会社のすごい仕組み~明日から使えるマーケティング戦略』より
佐藤 義典 著
青春出版社 (2009年8月初版)
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