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高橋 源一郎 氏(書籍『13日間で「名文」を書けるようになる方法』より)

このページは、書籍『13日間で「名文」を書けるようになる方法(高橋 源一郎 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・検閲を警戒すること。しかし忘れないこと------社会においても個々人の生活においても強力で深層にひそむ検閲は、自己検閲です。


・本には何か大きなもの、歓喜を呼び起こすもの、あるいは自分を深めてくれるものが詰まっています。


・「文章を書く」ということは、「自分を表現する」ということである。


・「文章」というものは、どこかの「赤の他人」に伝える、というよりは、「なんとなくわかりあえる仲間」に向けて書かれる場合が、多いのです。


・「自己紹介」とは、それを読んでくれた人が、そのことによって、そのことをきっかけとして、もっとその人間のことを知りたいよ思うような、なにか、のことです。


・「イメージ」というのは、要するに、「サングラス」越に見える風景ということなのです。わたしたちが、社会にかけさせられた「サングラス」をとるためには、結局、わたしたちが自分の目で「見る」以外にないのです。


・逆説的かもしれませんが、「文章」を書けるようになるためには、できるだけ、他の「文章」に触れない方がいいのです。


・「ラブレター」は、たったひとりの「読者」を想定し。その「読者」に向かって書かれます。


・「きみは強い。きみはことばを取り戻せるよ」


・「右きき」の人びとは、自分たちが「右きき」であることに無関心だということです。


・あなたたちとわたしが違うのは、わたしが何も知らないことを受け入れることができるようになったことです。いまある自分が劇的に変わることなどありえない、ということをよく知っていることです。


・古代ギリシアには、オリンピックがひとつではなく、ふたつあったことは知っていますか?(中略)もうひとつは、アテネの北にあるデルフォイで行われた「ピュティア祭」と呼ばれるものです。(中略)この「ピュティア祭」は、アポロンを祀る催しだったのです。要するに、スポーツのオリンピックに対して、同じ意味を持つものとして、文化のオリンピックが開かれていたのです。そして、そこで行われていた主な競技とは、詩、演劇、演説、音楽でした。
※参考:ギリシャ政府観光局のウェブサイト
http://www.visitgreece.jp/attractive/delfi/index.html


・「匿名」という鎧で守られた、責任をとることを放棄したことばです。


・「文章」を書くということは、要するに、「思考する」ということだからです。


・なにが「詩」であるのか、誰も決めることはできません。


・おおいに「困る」べきです。問題がないところでは、なにか考える必要がないからです。


●書籍『13日間で「名文」を書けるようになる方法』より
高橋 源一郎 著
朝日新聞出版 (2009年9月初版)
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