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奥村 倫弘 氏(書籍『ヤフー・トピックスの作り方』より)

このページは、書籍『ヤフー・トピックスの作り方(奥村 倫弘 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。


・ヤフー・ニュースには1日3500本以上のニュースが配信されています。そのなかから、トピックスの編集者が価値の高いと思われる記事を24時間365日体制で自分たち人間の目で選りすぐります。


・社会的に重要でなく、読者の関心に応えないものはトップから落として次のラインアップを用意。


・パソコンと比べて携帯電話の場合は画面が狭いため、見出しの長さはパソコン版が全角13文字相当であるのに対して、携帯電話の見出しは同11文字相当で付けることになっています。


・アクセス数の3つのピーク

アクセス数の推移を表すグラフを見ると、一般的な社会人のリズムに呼応するようなアクセスのグラフが描かれます。午前8時~同30分、午後12時~同30分、午後5時~同6時の3つにアクセスのピークがあります。それぞれ、世間一般の企業の就業時間、昼休み、退社時間に相当しています。


・ヤフー・ジャパンのトップページに掲載されているトピックスの見出しは、どれも全角13文字相当で付けられている


・13文字という文字数は、目を動かさずに見出しが読めるという大きなメリットがあるからです。


・京都大学大学院の研究により「一度に知覚される範囲は9~13文字」であるという知見が報告されていた


・トピックスにおいて見出しを付ける作業というのは、読者の気をひくコピーライティングのような技術ではありません。読者の気をひく言葉を盛り込むのではなく、事実を伝える言葉を盛り込むことが重要なのです。


・「!」は使わない(中略)トピックスの見出しに「!(ビックリマーク)」を付けたことはありません。(中略)事実を伝えることが目的であって、アゲアゲに盛り立てることが目的ではないという明確な理由があるからです。


・8本の並び順

これ原則として上から順に国内、地域、海外、経済、コンピュータ、サイエンス、スポーツ、エンターテイメントのジャンル順で、硬軟のバランスがとれるように並べていく方法です。(中略)堅い話題から柔らかい方へと変移していきます。


・私もたまにのぞきに行く「らばQ」というサイトは、世界中のおもしろ画像やおもしろ動画を集めた、言ってみればバラエティサイトです。
(※参考:「らばQ」のウェブサイトはこちらから


・世界中のおもしろネタを取り扱う「ロケットニュース24」は、サイト名そのものに「ニュース」を冠していて、キャッチコピーは「昨日のニュースをいち早くお届けしたい」です。
(※参考:http://rocketnews24.com/


・トピックスは人間による編集が基本なのですが、ヤフー・ニュースの一部はグーグルニュースと同じように機械がニュース価値を判定しています。


・秋田市のタクシードライバー・今井泉さん(タクシーセンタイーあい)が2004年7月から乗客に配っている「四つ葉のクローバー」が先月、7000本を突破した。


・今回、新潮社が展開したマーケティング戦略は「ハングリーマーケティング」と呼ばれ、消費者の期待感や飢餓感をあおることで消費を喚起しようというものです。
(※参考:書籍『1Q84』(村上 春樹 著)


・あなどれない子ども向けコンテンツ


・もし企業が発信している情報が、単なる金儲けの「売らんかな」の宣伝ではなく、「世の中を良くしたい、いい方向に変えていきたい」という情熱や信念に支えられている価値あるものであれば、その思いは報道機関の記者にも届くことでしょうし、トピックス編集部もご一緒したいと思っています。


●書籍『ヤフー・トピックスの作り方』より
奥村 倫弘 著
光文社 (2010年4月初版)
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