書籍『NHKスペシャル グーグル革命の衝撃』より
このページは、書籍『NHKスペシャル グーグル革命の衝撃(NHK取材班 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・本当に優秀なソフトエンジニアは平均的な人の十倍、百倍も生産性が高いのです。だから待遇を良くし、仕事をすることを誇りに思うような、働きやすい環境を作ることに努力しています。それはいわば楽しくてワクワクするようなことですから、世界を変革したり、仕事を頑張りたい人々を引きつけるのです
※ABCのインタビューで、創業者のサーゲイ・ブリン氏コメント
・張られているリンクの数こそが、そのホームページの評価となる
・グーグルの検査結果を見ると、「キャッシュ」という文字が検索のタイトルの下に現れるが、これはグーグルのドキュメントサーバーに格納された、ウェブサイトの「コピー」を表示している。
・検索エンジンの最適化とはサイト全体を検索エンジンが読める形にソースコードを変えていくことなのです。順位を変えるただ一つの方法は作り変えることです。根本から設計をやり直すことです。自分のサイトを改良してください。
※ブルース・クレイ氏
・書籍のスキャンには、グーグルが開発した特殊な読み取り機を使用している。ページを一枚一枚めくりながら高速でデジタル化することができるものだ。
・「パーソナライズド・サーチ」(中略)グーグルのユーザーアカウントでログインすると、個人の検索履歴がため込まれる。この履歴をもとに、検索結果を個人レベルで調整し、個人の趣味・趣向に合わせた結果を出すというものである。
・東京大学・小宮山宏総長に聞く(中略)
『常識を疑う確かな力』を養ってほしい・学問的な疑いの直感は、その人の頭の中で多様な知が関連付けられ、構造化されて初めて働くものだ。知を構造化することと、大量の情報をもつことは、全く異なる
もちろん現在の方が便利に決まっている。しかし、その便利さにこそ落とし穴がある。情報収集にかけた膨大な手間と時間は、無駄なように見えて、決して無駄ではなかった。その作業を通じて、頭の中で多様な情報が関連付けられ、構造化され、それが『閃き』を生む出す基盤となっていたからだ。
・試験サービスを集めた「グーグル・ラボ」の中で開始された、グーグル・ミュージックトレンドというサービス。今、何の曲が流行っているかを瞬時に集め、表示するサービスだ。
・検索やインターネットという極めて便利なツールを手に入れたことで、自ら思考し判断する力が衰えている可能性がある。
●書籍『NHKスペシャル グーグル革命の衝撃』より
NHK取材班 著
日本放送出版協会 (2007年5月初版)
※amazonで詳細を見る