長尾 真 氏(書籍『「わかる」とは何か』より)
このページは、書籍『「わかる」とは何か(長尾 真 著)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「理解できた」と、「わかった!」という感覚とは、本質的にちがうところがある。「理解できた」というのは、他人からくわしい説明をうけ、それを論理的にわかることであると考えられる。つまり、これまで知らなかった知識を与えられ、それが論理的に自分のもっている知識と整合的であるという場合に、理解できたということになる。これに対して、「わかった!」というのは、どういう場合なのであろうか。(中略)知識を得たのではなく、自分の持っている知識によって、ある状況が解釈できたという場合である。
●書籍『「わかる」とは何か』より
長尾 真 著
岩波書店 (2001年2月初版)
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