書籍『松翁論語』(松下 幸之助 述、江口 克彦 記)より
このページは、書籍『松翁論語(松下 幸之助 述、江口 克彦 記)』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・松下幸之助の「考える作業」の座標軸には横軸と縦軸があった。(中略)横軸とは「多くの人たちの知恵を集める」という思考軸であり、縦軸とは、「天地自然のなかから真理を見いだそうとする」思考軸である。その二つの思考軸を駆使して、松下はみずからの哲学を構築していったのである。
・松翁ある人に次のように言われた。
商売とは、感動を与えることである。
・素直な心になるためには、素直な心になろうと自分で工夫し、努力する、自習自得が肝要である。
・人間の本質は不変であるが、人間性は変化する
・知っている強さの半面に、知っているための弱さはないだろうか。知識のワクをはずして考え直してみさない。
・礼は人間の生活に必要不可欠のものだ。礼には三つある。第一の礼は宇宙根源の力に対する礼、第二の礼は人間に対する礼、第三の礼は物に対する礼である。
・同じものを見ても喜ぶ人、喜ばない人がいる。私は喜びを感じる人でありたい。
・成功するまでやる。成功するまでその志を変えない。きわめて簡単なことだけれど、往々にしてそれができない。
・“べからず”とは、“すべし”とか、“ねばならない”というような、命令的で強制的で禁止的な言葉は、どうしても心に重たく、人から敬遠される。
・人から高く評価してもらうことばかり考えている人は、心貧しい人だ。私は、人を高く評価する人間になりたい。
●書籍『松翁論語』より
松下 幸之助 述
江口 克彦 記
PHP研究所 (1994年4月初版)
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