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出版社の編集者は、1年間に何冊本を作るか?実態調査
社団法人日本書籍出版協会が行っている「2009年 書籍の出版企画・製作等に関する実態調査」があります。その中から、以下「編集関係について」の実態調査をご紹介したいと思います。
●編集者一人当たり、1年間に平均何点を仕上げますか
●外部に編集作業を外注することがありますか
●外注している内容は何ですか
●外注をする理由は何ですか
●装丁は主にどの部門等が担当していますか
●レイアウトは主にどの部門等が担当していますか
●外注の装丁基準料(カバー、表紙、帯、扉)はA5判・上製本で平均いくら位ですか
編集者一人当たり、1年間に平均何点を仕上げますか
【点数】 【回答数 (%)】
1、 1~4点 48 (20.7 %)
2、 5~9点 111 (47.8 %)
3、 10~15点 59 (25.4 %)
5、 16点以上 9 ( 3.9 %)
5、 その他 1 ( 0.4 %)
◎記入なし 4 ( 1.7 %)
外部に編集作業を外注することがありますか
【2009年調査】 【2005年調査】
1、外注している 35 (15.1 %) → 13.8 %
1、外注することがある 146 (62.9 %) → 50.5 %
1、外注しない 48 (20.7 %) → 34.3 %
◎記入なし 3 ( 1.3 %)
外注している内容は何ですか (複数回答可) 対象181社
【外注内容】 【回答数 (%)】
1、編集作業 151 (83.4 %)
2、政策 91 (50.3 %)
3、企画 16 ( 8.8 %)
4、その他 12 ( 6.6 %)
校正、レイアウト・デザイン 各3
内容のファクトチェック、組版、DTP、索引などの資料原稿作成等
1冊全てを依頼することも有、取材執筆 各1
外注をする理由は何ですか (複数回答可) 対象181社
【理由】 【回答数 (%)】
1、期日を短縮するため 120 (66.3 %)
2、専門性が高いため 72 (39.8 %)
3、費用を安く抑えるため 63 (34.8 %)
4、その他 27 (14.9 %)
人手不足 15、
業務繁忙期、出版点数/刊行総額を維持するため 各2、
出版点数を少ない編集者でまかなえる、複数での校正、顧客ニーズに応え、
一時に多数の書籍を刊行するため、生産補助、校正などの作業は害虫にして、
編集者には企画や内容に注力してもらいたいから、外部編集者の持ち込み企画。
社内編集者が担当できない企画 各1
装丁は主にどの部門等が担当していますか。(複数回答可)
【回答数 (%)】
1、外注 148 (63.8 %)
2、編集部門 109 (47.0 %)
3、社内のデザイン・装丁部門 42 (18.1 %)
4、製作部門 20 ( 8.6 %)
5、その他 3 ( 1.3 %)
デザイナー、著者、カバーのみ外注でケースは社内
レイアウトは主にどの部門等が担当していますか。(複数回答可)
【回答数 (%)】
1、編集部門 169 (72.8 %)
2、外注 114 (49.1 %)
3、社内のデザイン・装丁部門 26 (11.2 %)
4、製作部門 18 ( 7.8 %)
5、その他 3 ( 1.3 %)
デザイナー、著者
外注の装丁基準料(カバー、表紙、帯、扉)はA5判・上製本で平均いくら位ですか。
装丁基準料 |
回答数 (%) |
2005年調査 |
5万円未満 |
30 (12.9 %) |
5.2 % |
5~10万円未満 |
104 (44.8 %) |
31.4% |
10~15万円未満 |
67 (28.9 %) |
29.0% |
15万円以上 |
12 (5.2 %) |
16.7% |
その他 |
1 (0.4%) |
- |
記入なし |
18 (7.8 %) |
- |
※調査対象社数 日本書籍出版協会会員社 463社
※調査対象期間 2009年10月~2010年1月
※有効回答数 232社(50.1%)
※日本書籍出版協会の「書籍の出版企画・製作等に関する実態調査」より作成
社団法人日本書籍出版協会のウェブサイトはこちら