今井 泉 氏（書籍『幸せを運ぶタクシー』より）

このページは、書籍『幸せを運ぶタクシー（今井 泉 著）』から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。

・「お嬢さん、もしよかったら、この四つ葉のクローバー持っていかない？持っていると、幸運になれるだんだって。いいことがあるかもしれないよ」信号待ちのときを見計らってクローバーを渡しました。すると、さっきまで暗かった女性の表情が一瞬にして笑顔になったのです。

・タクシー運転手として私なりの考えがあって、話をするときはルールを決めていました。それは、自分からは話しかけないことです。

・四つ葉のクローバーを渡すと特に喜んでくださるのは、受験生や勝負のかかった人たちです。県外から来た女子ソフトボールの実業団チームを乗せたときのことです。

・意外なことに、四つ葉のクローバーは女性よりの男性にウケが良く、なんとか頑張って乗客すべてに渡したいと考えました。

・調べて分かったのですが、クローバーの中には四つ葉の頻繁にできる株があるようです。それを挿し木して増やすという方法を知りました。

・押し花を作るうえで欠かせないのは、分厚い電話帳です。１ページごとに、きれいに葉を広げた四つ葉のクローバーを置き、重石をします。一日経ったら、その四つ葉をきれいなページに移し変えます。コレを気長に何度も繰り返せば、７～１０日程度で完成です。

・毎日４～５時間ぐらいは押し花作りの作業をしていて、今では家で過ごす時間のほとんどをその作業に捧げています。

・四つ葉は「幸運」、五つ葉は「金運」、六つ葉は「地位」という意味を持つようです。

・かつて一度だけ八つ葉のクローバーを見つけたことがあります。

・クローバーにも、最初は自分の名刺を入れていませんでした。逆に、お客さんから「次に指名するから連絡先を教えて」と言われることが多いので、現在は会社名と会社の電話番号だけを入れるようにして、私個人の連絡先は入れていません。

・人のために何かをするということが、自分とその人をどれだけ幸せにするのかは、計り知れません。

●書籍『幸せを運ぶタクシー～それぞれの人生に配られた 一万本の“四つ葉のクローバー』より
今井 泉 著
ダイヤモンド社 (2009年4月初版)
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