瀬戸内 寂聴 氏 書籍『寂聴 生きる知恵』より
このページは、書籍『寂聴 生きる知恵』(瀬戸内 寂聴 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・死があるからこそ、たった今の自分の生命が輝いてくるのです。
・賢い人と愚かな人
心の賢明な人、考え深い人たちは、怠けずよくはげみます。独りで生れ独りで死んでいく人間は、自分を頼れるものに鍛えあげるしかないのです。想う心の上に仏は現われます。悪い行いをすれば自分が汚れるのです。
・自分こそ自分の主人
・自分が悪行をすれば
自分がけがれる
自分が悪行をしないなら
自分は清らかだ
けがれも清らかさも
みんな自分自身がもと
だれだって
他人を清めたりはできない
・水一滴のしたたりも
したたりつづけて
やがて
水瓶をあふれさせる
心ある人は
小さな善をつみ重ねて
いつの間にか
善行にみたされている
●書籍『寂聴 生きる知恵~法句経を読む』より
瀬戸内 寂聴 著
海竜社 (1993年11月初版)
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