永松 茂久 氏 書籍『斎藤一人「もっと近くで笑顔が見たい」』より
このページは、書籍『斎藤一人「もっと近くで笑顔が見たい」』(永松 茂久 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・商人に一番必要な基礎体力は、それは、知識力、情報収集力、そして出会い力、この三つ。
・オタフクソースさんのすごいところは初代社長、佐々木清一さんの教えである。「ソースを売る前にまずたこ焼き、お好み焼き文化を広めよ」を実践しているところだった。
・お客様の求めるものよりも、自分のこだわりを押しつけて、お前が喜びたいってことだよな。お前がやりたいなら勝手にやればいい。でも、ただ、それなら人を巻き込むな。それなら文句はいわないよ(中略)“我”ってのは商人の大敵だんだぞ
※父の言葉
・多い時は四〇〇円のたこ焼きを一日一〇〇〇パック、四〇万円を売った。空前の大ヒット状態だった。その理由は簡単だ。山と海に囲まれて外から文化が入ってこない。その分、町の中では情報ネットワークが発達しているため、ローカル誌やローカルテレビが多大な影響力を持っているのだ。
※知り合いがローカルテレビのスポンサーに口をきいてくれ報道につながった。
・村役場の主催する祭りがあると聞けば、朝いちばんに場所を取りに行く。そういう時は早いもの勝ちだから
・たこ焼き屋の時は売れるものに焦点を当てようと思っていた僕は、陽なた家では人が喜ぶ顔にフォーカスを当てて行こうと思っていた。この時僕は自分のこだわりなんてどうでもいいと思っていた。
・殺風景でなんだか間が抜けている。そこで考えたのが「壁に写真を貼っちゃえ」というアイデアだった。
・陽なた家のバースデー祝いは、突然店内の電気を消し、京介のトランペットで「ハッピーバースデー」が奏でられ、キッチンに据付けてある四メートルの鉄板から炎が吹き上がる。そして手作りのケーキが当人のもとに運ばれる。
生まれたその日を愛情持ってお祝いさせてもらいたい------。その思いに知恵が授けれて、陽なた家のバースデーの形ができた。その間、キッチンの作業はすべてストップ。もちろん、その間はお客様のオーダーも受けない。店内全体がその人のことを喜んでお祝いすることに集中する。
・僕たちが大事にしたいのは、その時にどれだけお客様が喜んでくれるかということだ。お店がどのくらい効率的に売り上げを上げられるかではない。
・「どうしたらお客様が本当に喜んでくれるのか?」
それをまず考えて、「非効率の追求」を続けていくつもりだ。
・それまで上がらなかった客単価が上がりはじめた。女の子は食べる量が少ない。しかし「デザートは別腹」。デザートを頼んでくれるようになったからだ。
・偵察に行っておきながら、「あそこはここが駄目」「何でこんなまずいのにはやっているんだ」という人は絶対に成長できないよ。なぜかというと、はやっている店も足りないものがあることで安心しているだけだから。(中略)
とにかくその店のいいものを見つけて、素直に勉強させてもらうんだと。売れていないのに『自分は腕がいいんだけど、お客様がこの味を分かってくれない』っていうのはその人のひとりよがりなんだ。だから成功は腕じゃない。足を運んで目で見て勉強すること。それが商人としての歩き方なんだよ。
※斎藤一人さん談
・自分たちで目標を掲げる時には、「誰よりもうまいチャーハンを作る」ではなく、「お客様が喜んでくれる最高のチャーハンを作りたい」がいい。
・僕たち夫婦は、ケンカしても「謝ったほうが勝ち」というルールをつくった。どんなに謝りたくない時でも、謝らないと負けてしまう。謝るしかなくなるんだ。すると不思議とケンカしても仲直りする時間が早くなった。いつも笑顔でいられるんだ。これは永松家の夫婦円満のコツ
・陽なた家を建設中、女性フードコーディネーターがいなくなった。そこで僕が思ったのは「たこ焼きとスタッフ“しか”残っていない」だった。でも、実はそれが逆だった。「たこ焼きとスタッフ“が”いてくれた」んだ。(中略)見落としていたものがあった
・「夢を語っている自分」に酔わないことだ。あくまで夢に酔うんじゃなく、実現のために必要なことを教えてもらうことに焦点を置くことが大切。つまり、「人の話を聞く耳を持つ」ということが大事。夢に酔っている時は自分の自慢話になりやすく、聞く耳を持てていないことが多い。
・人間の進化には二通りの形があるんじゃないかと思う。ひとつは「目標達成型」。これは夢や目標を持ってそこに突き進んでいくタイプ。そしてもうひとつは「天命追求型」。目の前にある課題に対して使命感を持って、力を出し切ることによって次の扉が開き、前に進んでいくタイプ。
●書籍『斎藤一人「もっと近くで笑顔が見たい」』より
永松 茂久 著
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