野村 浩志 氏 書籍『私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します』より
このページは、書籍『私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します』(野村 浩志 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・「昭和30年代を出前する」という私のコンセプトは、それ以後自分のプライベートな時間がなくなるほど、県外、県内を問わず受け入れられて行きます。県外に広まるとますます、「移動駄菓子屋美術館ちび電号」の知名度が急上昇し、反響が反響を呼び、アマチュアの私なのにぐ~んと、活躍の場所が広がって行きました。
・ありのままの自分を受け入れ、ありのままの環境も先ず受け入れてみる
・20億円売上げた秘密のアイデアは、“三つの駄”------(中略)「駄じゃれ」(中略)
例えば、ジャイアンツ優勝記念価格=5千円(ご声援)ありがとうございます。これからも(4649円)よろしく値(ね)とか、敬老の日謝恩価格=5963円(ご苦労さま)価格など、楽しさは目白押しです。(中略)
・ツアーの値上げをする時も、原油が上がったので……、でも添乗員の質も上げましたとか、必ず笑えるオチもつけました。とにかく、お客様と長くお付き合いするには、チラシにストーリー性をつける事です。チラシ、とくにダイレクトメールはお手紙です。お客様へ送るラブレターなんだと私は思っています。
・難関と思われたテレビの全国放送も就任後1週間でNHKに「つり革オーナー」(車内のつり革に応援メッセージが記入でき、1年間で5千円でそのオーナーになれる制度)の件を取り上げて頂く事ができました。
・営業部の発案で「記念切符」を販売する事でリカバーをするための作戦会議を開きました。「切符そのものがお菓子。食べれるおかしな切符」「日本一長い硬券(こうけん)で地域貢献(硬券)」
・フラワー長井線黒字化に向けての第一歩(中略)
どうしたらこの鉄道を存続させる事ができるのでしょうか?これには主に二つの方法があります。一つは、全く新しい客層である「観光客」を連れて来る事です。そう、フラワー長井線を「観光鉄道化」する事が最優先課題です。(中略)
もう一つは、本業と関連する「新ビジネス」を展開し、売れる鉄道グッズを開発する事です。(中略)
「このグッズを買って頂いたらフラワー長井線もあと2年いや3年は生きのびっから存続のために買ってけろ!」と車内の方言ガイドをやるもんですから、その気持ちがお客様の琴線に触れ、ほとんどのお客様が購入してくださっています。
●書籍『私、フラワー長井線「公募社長」野村浩志と申します』より
野村 浩志 著
野村 恵三、佐竹 美穂 イラスト
ほんの木 (2009年10月初版)
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