山脇 伸介 氏 書籍『Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム』より
このページは、書籍『Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム』(山脇 伸介 著)から、良かったこと、共感したこと、気づいたことなどを取り上げ紹介しています。
・もともとフェイスブックというのは、アメリカの大学では、顔写真付きの「学生名鑑」のことを指す。文字通り「顔本」なのである。
・2010年12月25日のテッククランチによれば、フェイスブックは、ヤフーを追い越し、世界3位のウェブサイトになったという。2010年11月にフェイスブックを訪れたユニークビジター(重複していない訪問者)数が推定で6億4800万人、これに対しヤフーは6億3000万人だったのだ。
・私はフェイスブックがSNSの王座に君臨することができた理由、そして王者であり続ける理由を、3つのキーワードで読み解くことができると思っている。3つのキーワード゙とは「リアル」「クール」そして「ムーブファスト」である。
・欧米では、名刺交換をした相手と、その日のうちにフェイスブック上で「友達」になるのはもう当たり前だ。次のビジネスミーティングまでに出身地、出身校、趣味などがわかってしまう。2回目に会う時は、ぐっと親しくなれる。
・3つのキーワード ③「ムーブファスト」(中略)
求められたことをすぐやるのでなく、次に求められるはずのことを先にやる早さを指している。
・フェイスブックのターゲティング広告は、最大25カ国まで出すこともできるし、1国にしぼれば市区町村まで指定することができる。また、年齢、生年月日、好きなもの、趣味・関心、学歴によって、広告ターゲティングを絞り込むことができる。
・欧米ではただでさえ、フェイスブックのメッセージ機能で事が足りるからと、若者のメール離れが進んでいる。フェイスブックのメッセージと外部メールや携帯メールの互換性を実現したこの新メッセージ機能は「Gメールキラー」と呼ばれている
・フェイスブックはツイッターと何が違うのか(中略)
ツイッターはフローのメディアといわれるが、フェイスブックはフローでありながらストックの役割も果たすのである。(中略)
さらに、ツイッターよりもフェイスブックのほうが、写真や動画との相性がいい。ツイッターで写真や動画を表示する際は、外部のサービスを利用してそのリンクを張りつけることしかできないが、フェイスブックなら、投稿した写真や動画をどのままフェイスブック上に保存しておける。
・●姓と名のフルネームを記載する必要があります。ニックネームは、姓名のいずれかのバリエーションである場合に限り、記載することができますが、「名、ニックネーム、姓」の形式にする必要があります。
●アカウント名に、職業上や宗教上の肩書きを使用することはできません。
●アカウント設定ページで、別名として旧姓を記載することができます。「旧姓」などを含むアカウント名は使用できません。
●アカウントは、1名の人物のみを表すことができます。グループ、家族、カップルを表すアカウント使用できません。
・一見どうでもいいような情報だって、集めて解析すれば、個人の生活の詳細を知ることができるわけです。つまり、それぞれの個人についての、電子データが莫大にあって、それを合わせれば、重要でセンシティブな情報が集積できてしまう
※齋藤康弘弁護士
フェイスブック上に集積された情報は、使い方次第でさまざまな武器になりうる。しかも、それが5億5000万人分あるのだ。
・ツイッター実況と連動したリアルタイム視聴を日本でいち早くスタートさせたのは毎日放送制作の「情熱大陸」だろう。2009年9月からスタートしたこの試みはまず、視聴者のツイートに「#jounetsu」というハッシュタグをつけてもらうことで共有を促した。
・人間とは、本能的につながりたい生き物なのです
●書籍『Facebook 世界を征するソーシャルプラットフォーム』より
山脇 伸介 著
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